おはようございます。



先週はクライアントの新規オープンがあり、何年かに一度来るような類のバタバタ加減でした。



今週はちょっと落ち着きそうではありますが、と言っても月末ゆえ、また何かと忙しくさせてもらうと思います。



それでは、新しい一週間、よろしくお願いします。



先日、テレビでとある京都の老舗金平糖屋さんの特集コーナーをやっていました。



「金平糖」・・・・・ いかがでしょう、あなたには馴染みがあるでしょうか?



このテレビで出ていたような業者さんには失礼ですが、正直、そんなに馴染みのものではありませんよね。



この業者さんは、ふつうの色付き金平糖を販売されているのはもちろんなのですが、コーヒーや蕎麦、いろいろなフルーツやバニラ、生姜など、じつにいろいろな食材を取り込んだ金平糖を販売されている事でも有名です。



1847年創業の老舗でありながら、このような斬新な取り組みをされており、話題性も豊富です。



千古の都といわれるように、京都には「食」の部門だけでもじつに多くの老舗が存在し、その中でも「八つ橋」などに代表される和菓子のジャンルには沢山の業者さんがひしめき合っています。



でも、やはり馴染みが薄いせいか「金平糖」を全面に押し出している業者は、このお店以外には見当たりません。



つまり、「金平糖」の話題になると、真っ先にここの名前が上がるようになる・・・・と言うか、ここしか出てこないというような状況ができあがっています。



このように、「金平糖」などのような


一見マイナーなモノを取り扱う部門で目立てば、競争相手が少ないかまたは疲弊している分、その部門でNo,1になれる確率がグンと上がります。



わたしがこれまでおつき合いした業者さんの中でも、例えば 「仏具店」 でどんどんPRし、その地域でオンリーワンになった業者さんや、和菓子や扇子などのパッケージとして使われる和紙貼りの成型箱、つまり 「貼り箱」 といわれるものの分野で確固たるポジションを作り上げられている業者さんがおられました。



仏具業界にしても、貼り箱の業界にしても、あまり話題に上ることはありませんし、またその業界に明るい将来の展望があるかといえば、あまりそうは感じない業界ですよね。



でも、


業界全体が大人しいからこそ、

そこで目立てば

それだけ注目を浴びる度合いが強くなる


という事が言えるのです。



これをお読みいただいている業者さんの中で、「うちはマイナーだからなぁー・・・」 とか 「我々の業界は斜陽産業だし、商売が難しいよ・・・・」 などと思われている業者さんがおられましたら、そこは逆の発想で大きなチャンスにもなり得ます。



マイナーな業界、斜陽産業の業界で、目立ちながら大きく成長している業者さんがどのように成長ステップを刻んできたか、をよく研究されるのも良い方法だと思います。




そういった事で、ぜひまた御社のPRを再検証されてみてはいかがでしょうか。



それでは、今日はこの辺で。



あなたにとって、良い一日を!!!





赤ネクタイの販促ツールドクター・NAKA-Gの  「お金をかけずに売上げアップを狙うマーケティング日誌」
     古くからある産業にもチャンスは沢山ある。