おはようございます。
先日お聴きしたカリスママーケッターの先生のお話でドキッとさせられるお話がありましたので、ご紹介させていただきます。
その先生のお嬢様のお話ですが、そのお嬢様のお歳が二十歳を過ぎた頃だそうですが、その世代というのは物心がついた時から携帯電話を利用している世代です。
そこで、これまでにない大きな変化が起きている、という事です。
それは、
そのお嬢様の世代の友人関係は、
昔からの関係が途切れにくく、
今でも頻繁に交流している、という事
です。
どういう事かと言うと、
これまでの世代 （大人になってから携帯電話を手にした世代） は、中学卒業 → 高校卒業と学生時代のそれぞれのステージを変えていくごとに、それまであった仲間のコミュニティーと徐々に疎遠になっていく傾向がありました。
例えば、中学時代にいつも１０人の仲間とだいたいの時を過ごしていたのが、高校に入学してからは高校でできた仲間との関係が濃くなり、それまであった中学時代の１０人とは少しずつ疎遠になり、せいぜい２～３人程度としかその後も頻繁に連絡を取り合う事も無くなる、という現象ですね。
これは、該当する世代の方は大いに思い当たるかと思います。
ところが、中学時代から携帯電話に慣れ親しんだ世代では、中学を卒業し高校に入ってからでも、いつでも気軽に相手との連絡が取れるため、なかなかその関係性が途切れない、という現象が起きているそうです。
つまり、それまでの世代が、
■中学時代： 中学時代の仲間１０人
↓
高校時代： 中学時代の仲間３人
＋高校でできた仲間１０人
↓
大学時代： 中学時代の仲間２人
＋高校でできた仲間４人
＋大学でできた仲間１０人
などのような形で、頻繁に連絡する仲間ができていくのに対し、
中学時代から携帯電話を手にしている世代では、
■中学時代： 中学時代の仲間１０人
↓
高校時代： 中学時代の仲間８人
＋高校でできた仲間１０人
↓
大学時代： 中学時代の仲間７人
＋高校でできた仲間８人
＋大学でできた仲間１０人
というような形で、なかなか関係性が途切れないまま、これまでとは違うペースで濃い関係の仲間が増えていくようになっていっている、という事です。
そこに、更にミクシィやフェイスブックなどのソーシャルメディアが間を取り持つ事によって、その関係性はますます途切れにくくなっている、という現象が起きています。
こういう時代背景がより進む事によって、ウェブマーケティングも大きな曲がり角を迎えています。
これまででもお伝えしてきたように、グーグル検索厳正化のためアルゴリズムが頻繁に変化したり、ステルスマーケティング（やらせの口コミ戦略）の化けの皮がはがれウェブでの口コミが急激に信用を失ってきたりする中で、
ウェブ上で一番信用できる情報が
「信用できる人間の情報」
という流れが強くなっています。
この “信用できる人間" というのが、イコール 「関係性の強い人」 、そしてそれの中心をなすものが 「小さな頃から関係性の途切れ無かった人たち」 という事になります。
つまり、
“信用できる人間の情報" というものの
価値が今後どんどん上がっていく、
という事です！
という事は、末端消費者に関わる業者は常日頃より、一人ひとりの顧客に信用されるようになっていかないと、自身の情報がなかなか世間に回っていきにくくなる、という事が起きる訳です。
逆に言えば、一人ひとりのお客様とのコミュニケーションを大事にし信用されていると、自社にとって良い情報が世間に流れやすくなるという事も言えます。
だからこそ、当ブログでも再三再四申し上げてもいますし、世間でも大いに言われている、
「共感性」が大事になる
という事ですね。
デジタル化が進化すればするほど、アナログな部分がとても大事になる、という面白い現象ですね。
という事で、あなたのご商売がより強い共感を得る道をどんどんどんどん掘っていってくださいませ。
それでは、今日はこの辺で。
あなたにとって、良い一日を！！！
「共感」を呼べば消費者はその情報を
プラスイメージをもって流してくれる！