おはようございます。
これは、先週の日曜日にアップするために書いた記事ですが、当日が3月11日という、日本人にとっては忘れられない日だったため、お蔵入りしていたものです。
本日、改めてアップさせていただきます。
では、どうぞ。
*****************************
先週は、遠方出張から近隣の視察まで、ほとんど出ずっぱりでした。
遠方出張では2日間の両日とも一日2万歩、近隣の視察も一日1万歩と、これを続けて休み無くだったので、今ちょっと脚が鈍い疲れと痛みがあります。
今日はゆっくりしたいと思います。
それでは、今日は、休日版 「ホリデーバージョン」 でよろしくお付き合いください。
先日、お世話になっている方たちと4人で食事に行った時のこと。
店は、京都・祇園の、まあまあそこそこの高級中華料理店です。
わたしたちは一番シンプルなコース料理と、あと「これが食べたい」というものをアラカルトで頼む、という形で注文しました。
食事はつつがなく、美味しく、楽しく進行しました。
が、コース料理の出方が若干スローで、わたしたちが次に約束していた店の時間までにやや押してくる事になりました。
そういう状況で、メイン的な料理はほぼ終わり、あとはご飯もので 「中華ちまき」 とデザートの 「杏仁豆腐」 を残すのみ。
ところが、やはり時間が足りない。
ということで、ここでは 「杏仁豆腐」 だけを食べて、 「中華ちまき」 はテイクアウトすることにして、ウェイターの方にその旨伝えました。
(ちなみにお伝えしておくと、このウェイターの方、50代半ばの、このお店のホールの責任者的存在の方です。)
私たち: 「すいません、中華ちまき、持って帰りますので」
ウェイター: 「承知しました。ではどうしましょう?
4人様分に分けた方がいいですか?」
私たち: 「あ、いえ、けっこうですよ。一つにしていただいても。」
ウェイター: 「承知しました。ではお出口でお渡ししますので。」
私たち: 「ありがとうございます。」
なんてやり取りをしながら、残りの 「杏仁豆腐」 を平らげ、会計を済ませ、出口で 「中華ちまき」 の入った紙袋をちゃんといただき・・・・・てな形で、何とか次の約束の店に遅れること無く入る事ができました。
そこの店でも、みんなで楽しくワイワイやってたんですが、時間が進行していくうちに、メンバーの一人が、
「腹減らへん? ちょっと小腹がすいてきたんやけど」
と言い出したので、
「あっ、そーや、さっきの“ちまき"あるやん。
あれ、ここで食べさせてもらおか。」
という話になって、店側からもOKをもらい、
「じゃあ」とばかりに紙袋の中身を覗いた一人が、一瞬動かなくなり、やがて大爆笑し始めました。
周囲の人間はみんな
「??? 、何や、どないしたんや? 大丈夫か?」
となります。
中身は 「中華ちまき4人前」 でしたよね。
そこで、そのメンバーが紙袋の中に手を突っ込み取り出したのが、これです!
一同 「?????」
やがて大爆笑!!!!
そう、先ほどの店内のウェイターとのやり取りで、 「“一つ"にしていただいてもいいですよ」 と伝えた結果・・・・・
たしかに・・・・ “一つ" にしていただいてたのです・・・。
わたしたちは、 「中華ちまき」 というものを勝手に “乾燥させた笹にくるんで蒸したもの" と思い込み過ぎていたんですかね。
それが4つ。
それを “一つ" の折に詰めてくれているものと、ホントに、勝手に思い込みて過ぎてたんですよね、わたしたちの考え方が “一般的" でなければ。
ただ、この店の “業" はここで終わりません。
ま、ま、この 「中華ちまき “4人分"」 でひとしきり大笑いさせてもらった後 「実食っ!」 に移るんですが、その折と一緒に紙袋に入っていた割り箸を出してみて、更なる異変に気づきます。
これです。
????
何かおかしいですよね・・・。
そう、これがおかしい!
一つだけ“夫婦箸"かいっ!!
「もう何も無いやろ、もうええやろ」 と安心していたところの “不意打ち"。
場に居た全員の腹筋はボコボコにやられてしまいました。
全員が号泣しています・・・違う意味で。
これが、
「アー、イラシャイ、ヨクキタネー、
ワタシ、オイシーチュウカ、ツクルヨー」
的な店主の “キタナシュラン" 的な店ならここまでにはならなかった。
「いらっしゃいませ、当店本日のおすすめは、
アワビとフクロタケの豊潤クリーム煮と
イセエビのトリュフ入りあんかけです。
どうぞ、ごゆっくり。」
なんて、すました顔の洗練した立ち居振る舞いをするウェイターの居る店がやるからこその “激しい落差"。
「落とす角度が強ければ強いほど笑いは大きい」 というのはお笑いの鉄則ですが、これに “自然さ" が加わると、もう最強です!!
違う面で “洗練されたもの" を見せてもらいました。
一流は笑いをとる技術も “一流" だったって事ですね。
勉強させられた一日でした。
すいません、とある日の与太話でした。
それでは今日も、あなたにとって良い一日を!!!