おはようございます。



今日は、チャリティーセールの有効活用について。



未曾有の震災被害で被災者支援のためのチャリティーセールを行うお店や企業も多く、さらにこれから増えてくるものと思いますが、当然の事ながら被災地へできるだけ多くのお金を送るためにもそのセールイベントでできるだけ大きな売上げを取りたいところですよね。



そのために、消費者の「応援したい」という気持ちを強く刺激して購入を促進させましょう、というお話です。



今、素晴らしい事に、多くの日本国民は震災被災者を助けたい気持ちが強く、義援金もこれまでにないぐらい膨大に集まっているとのこと。



昨日のサッカーチャリティーマッチ 「Jリーグ選抜vs日本代表」 を観に来た観客へのインタビューでも、


「チャリティーになるんならと思って観に来ました」


などの答えがあったのもその表れですよね。



他方、あなたのお店・会社でも被災者支援のため何か商売で役に立ちたいと思っておられるかもしれません。



もし、あなたのお店・会社でチャリティーセールなどを行う場合は、この消費者の「助けてあげたい」の気持ちを強くくすぐり、商売ベースで被災者支援を行おうとしているあなたのお店・会社を「喜んで応援するよ」という気持ちになってもらえるようなPRをしましょう。



当ブログでも再三申し上げているように、言葉一つ変えるだけでPR効果は大きく違ってくる場合が多々あります。



「応援したい」という気持ちを強く引き出す切り口としては、


1、同じ環境(家族構成や境遇など)にあった被災者への「共感」を引き出す。


2、「少しでも良い事をしたい」・「昔悪かったが、今は少しでもその罪滅ぼしをしたい」という気持ちを引き出す。

3、「あなたが買ってくれたお金で人ひとりの命が助かります」など、ストレートに“義援”の気持ちをかきたてる。


などが挙げられます。



これらの切り口をベースに、チャリティーセールやイベントのキャッチコピーを考えてみましょう。



「1」だと、以前の記事 「ターゲットの絞り込み~震災チャリティー編~」  でご紹介したような 「ターゲットの絞り込み」 の要素も入れて、


「あなたのかわいい赤ちゃんと同じお子様を持つお母さんたちを救うお買い物です」


とか


「あなたが大好きなおばあちゃん。そのおばあちゃんと同じぐらいのご老人たちが今助けを求めています」


などになるかと思います。



「2」は、


「今こそあなたの善意を」


「発揮してみませんか、小さな善意」


とか


ちょっとチャラけるなら


「ワルだってたまには“良い人”になるんだよ」


などのイメージコピーをつけるのもアリですよね。



「3」はもうそのままですよね。ストレートに言葉にしていいと思います。


「本当に困っている人たちがいます。一緒に助けましょう」


「チームJapan。仲間を助けよう!」


など。



これらの活動は、より多く売って被災者を助けたいあなたと、チャリティー的なものを買って被災者を助けたい消費者のスムーズな落としどころの場をあなたが作ることにもなります。



言葉を工夫して 「応援したい」 という気持ちを刺激し、より多くのお金を集めることが、被災者支援に大きな力となります。



また、より多額の買い物をしてもらう事は、この先落ち込むであろう日本の経済活動を少しでも助ける事にもなります。



言葉を工夫して、あなたの善意のチャリティーセールを成功させましょう!!



がんばろう、チームJapan!!