おはようございます。



昨日の記事で 「寄付をターゲティングする」 ことについてアップしましたが、今日は震災チャリティーイベントやビジネスについても “ターゲティング” 手法を採り入れていきましょう、というお話です。



被災していない地域の業者さんでも、「何か支援したい」 と、ご商売にチャリティー的な要素を採り入れて、「〇〇の売り上げの一部(または全部)を義援金に充てます」 とか 「被災者支援のために〇〇イベントを行い、その売り上げを義援金に充てます」 という企画をお考えのところもあると思います。



その際に、昨日の 「寄付で」 というお話でも書いたように、ターゲットを 「被災者全般」 から 「被災したX(エックス)」 に絞り込みをして、より消費者の心の奥底に響かせましょう、というご提案です。



ターゲットの絞り込みに加えてテーマも絞り込んで、例えば子供服のお店なら、ただ 「東日本大震災の被災者支援チャリティー」 というテーマにせず、


「被災した子供たちを救おう」


という形で 「被災したX(エックス)」 に焦点を絞り込んでいく、という事です。 



同じ歳ぐらいの子供を持つ親御さんなら、自身の身につまされ、賛同を得られる可能性が高くなるものと思います。



ペットショップだったら、


「被災したワンちゃん救済のためのペット服チャリティーセール。全品10%OFF。売り上げのX%を東日本大震災被災者支援の義援金に充てます」


という感じでしょうか。


「この服を買って、うちの子と同じようなワンちゃんが助かるなら。安くもしてもらってるし。」


と思ってくれるお客さんはいると思います。



たしかに、被災して大変な状況にある子供たちやペットたちを思い浮かべながら こちらで新しい子供服やペット服を買う、という行為に気が引ける方もいるだろうとも予測されますが、大事な事は、


被災していない地域は全体経済を沈滞させないためにも消費活動を止めない事


だと考えます。



被災した地域を助けるためにも、被災していない地域は日々の経済活動をがんばらなくてはいけません。



その意味を理解して、 「チャリティー」 の名のもとに買い物をしてくれるお客さんも多くいてくれるものと思います。



同じ 「チャリティー販売」 を行うなら、お金をかけずに言葉を変えて 「プラスα」 の義援金積み上げがあればいいですよね。



チャリティーイベントなどをお考えのあなた、より多くの義援金を集めるために「言葉」を絞り込んでみませんか。