おはようございます。



先般、あるブログで、寄付金を募金する際の 「見せ方」 のちょっとした “工夫” について 「効果は不確かながら・・・」 と断った上で紹介してあり、それがマーケティング的にも通じるところがあったので、ここでもご紹介したいと思います。



例えば、「1万円」 という金額を募金したいと思った場合、単に 「1万円札」 を募金箱や、金融機関を通じて振り込むのではなく、


「千円札 × 10枚」


に分けて、アクリルなどの透明な募金箱を設置してあるところに 「千円札・1枚」 を計10ヶ所に入れていく、という方法です。



どういう事かというと、透明なボックスに千円札の大きな紙の姿が見えると、


それを見た他の人が 「じゃあ、私も」 という連鎖を誘き寄せやすい効果が期待できる、


という事なんです。



この “効果” について、まだデータも採っていないので “不確か” という事になるのですが、これは十分に考えられる事です。



よくある事例としては、街中にダンボールの箱がずっと放置してあるとして、最初は何も起こらないのですが、この箱に誰かが紙くずのゴミを1個入れたとします。


そうすると、連鎖的に 街行く人がここにゴミを入れ始めて、短時間の間に箱の中はゴミ屑で一杯になってしまう、という事がありますよね。



これと同じ行動が、この透明募金箱に期待できる、という事なんですね。



空っぽの募金箱ってお金を入れにくいじゃないですか。



でも、何枚かの小銭が入ってると、心理的にお釣りなんかの小銭を入れやすくなります。



さらにそこに 「札」 が入っていれば・・・・という事ですね。



世の中全般の大目的は 「お金が集まる事」。


結果的に世の数人でもこの方法を採ったとしてそれで効果を上げたとしたら、その掛ける数倍の効果はけっこうバカにならないものになると考えられます。



業者さんサイドで言えば、例えば、お店をされている方でレジ横に募金箱を置かれている業者さんは、それを透明な中の見えるものにし、さらにそこに “見せ金” 的に千円札を入れておく、というのも手かもしれません。



姑息といえば姑息かもしれませんが、冷徹に 「実質的効果」 のみを追求すれば、あまり “外野” の無責任な声も気にならなくなります。



やった者勝ち。



悪い事の面だといけませんが、善い事の面だとそれは “アリ” ですよね。



あ、でも断っておきますが、金融機関を通じての寄付を否定しているのではありませんよ。


こういう時にはけっこう胡散臭い募金をしている連中も見かけますので、それよりは金融機関を通して日本赤十字社などはっきりとした機関に送る事をわたしは推奨します。


ですので、今回のこの方法も、例えばコンビニレジ横であるとか、全国的な有名カフェチェーンのレジ横であるとか、所在のしっかりしている場所にある募金箱での話なので。



そこのところは、どうかご注意を。



「心」を届けるメッセンジャー・NAKA-Gの「絆ブログ」
    こんな “見せ方” をされるとつい・・・