おはようございます。



3連休最終日、いかがお過ごしですか?



昨日、わたしは映画 「ソーシャルネットワーク」 を観てきました。


02P14feb11 映画ポスター[ソーシャルネットワーク】 初版 オリジナル
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今、ようやく日本でも本格的に広がりを見せてきた世界最大のSNS 「フェイスブック」 の創業者、マーク・ザッカーバーグの成功からその紆余曲折を描いた映画です。



ビジネスに深く携わっている人やIT関係の方にはとても興味のある映画だと思うんですが、わたしはやはりその 「成功への階段」 という点にすごく興味が湧きました。



どういう仲間と一緒に起業を成功させたのか?

また、これまででもSNS(ソーシャルネットワーク)は他にもあったのになぜ 「フェイスブック」 だけが大きく伸びたのか?


という点が特に知りたいと思いました。



わたしが 「フェイスブック」 の存在を知ったのは2年ほど前でしょうか。



当時わたしは Google社 に注目していて、どういう手法をもって “Free” でビジネスを成功させてきたかに強い興味を持っていました。


ところが、Google社の情報をいろいろ手に入れていくうち、アメリカ発で急速に伸びてきているSNSがありそれがやがて Google を凌ぐまでに成長するであろう、という情報に触れました。



そのSNSこそが 「フェイスブック」 だったのです。



その当時のわたし個人の感想は、


「フェイスブックってただのSNSでしょ。日本で言うなら Mixi と一緒ってことだろうけど、どうしてそれが Google を凌ぐまでになるの?」


というものでしたが、結果は今の通りです。


2010年3月にフェイスブックがGoogleを抜き、アクセス数で全米NO,1になりました。



ですので、この映画はそういう意味でも興味のある映画でした。




で、観た結果・・・・・・・



創業者でありこの映画の主人公であるザッカーバーグ氏の人物像の写し出しに関しては世に様々な批評が出ていると思うので、この記事には敢えて書きません。



それよりも、内容として、


じつにリアルに現実を描き出したなぁー


という感想を持ちました。



起業~成功までの間に起こったトラブルに際しての訴訟を主舞台に、その回想シーン的に成功までのステップを描いているのですが、当然これがほとんどすべて 「現実」 (映画のラストでも「この映画は現実をベースに一部創作を入れて作った」とある) ですので、人間関係が壊れていったり、トラブルを抱えた人間が絡んでくる過程などが、本当に “リアル” なんですよねー。



推測ですが、話の中に出てくるトラブルの件を表現する点においては、過剰に演出するということはしていないと感じました。


映画がじつに淡々と進んでいき、気分が大きく盛り上がるヤマ的な部分が無いのです。


それでも観る人に 「心に引っかかる“何か”」 を残すというのは、たぶん、それぐらい実際の 「現実」 自体が本当にへヴィーだったんだろうと。



「友人」 と一緒に起業し、やがて離反する。



そんなやりとりが本当に生々しく、観終わった後に



「はぁ~・・・・」



と、じつに重々しい気分を抱えながら映画館をあとにしている自分がありました。

(映画が悪かったわけではなく・・・)



わたし自身、過去に 


●「友人関係」 を優先し、共同の事業を解消する道を選んだ。


●一緒にプロジェクトを立ち上げた “友人

 (結局そうではなかった人間)” に強烈な裏切りをされた。


●仕事から 強い「友情」 が生まれ、それが「仕事」という枠を

  離れた今も続いている。 


という、 「仕事」と「友情」 の絡み合ういろんなケースを経験しているので、それらが走馬灯のように頭の中をグルグル駆け巡りました。



そういう事もあっての、映画館を出た後の 「はぁ~・・・・」  でした。



友人と一緒に仕事をする事の難しさってあると思います。



過去、「親友」 といえる二人の人が数年後離反した、というケースをごまんと目にしてきました。



かと言って、先ほども書いたように 「仕事から生まれる一生の友」 という関係も多くある。



未熟でお恥ずかしい話ですが、

この歳になってもその辺の綾をまだつかみ切っていません。



そんな事も、ズシンと考えさせられる映画でした。