おはようございます。



久々になぞなぞ行きましょかー。



サイとラクダと亀が買い物に行ったんですが、何を買いにいきましたか?



答えは、一番ラストで。

(もし、答えが解らなかった場合、答えを聞いたら

 体の力がホンマにガクッと抜けますよ。この問題。)




えー、では、本日も「絆」ブログ、スタートです。



先日から「バレンタイン」ネタを2本続けましたが、本日ももう一本行って、これでたぶん終わりです。



いちおう、カッコつけて “三部作” なんて付けてみました。

(そんな大したモンでもないんですけどね・・・)



本日は、軽い感じで見ていただけると思います。



というのは、 「売り場視察レポート」 ですので。



今回お伝えするのは、JR京都駅に隣接する 「ジェイアール京都伊勢丹」 の9階特設売り場での視察レポートです。



今年の京都伊勢丹・バレンタインのテーマは 


「パリ発、チョコレートの祭典~サロン・デュ・ショコラ」



何だかフランスの香り満載ですが、ベースのテーマは 「クール・ジャパン」 テイスト、つまり「洋」のチョコレートと「和」との融合、という感じのものです。



「バレンタインの売り場視察」 と仰々しく言っても、わたしは全然 “チョコレートの専門家” でもないし、あくまで マーケティング的に 


“ごくごく平凡な素人の一般消費者目線” 


で見ます。



そうすることで、一番層の多そうなところの消費者マインドを観察してみようということです。



で、さっそく売り場に入ってみましたが、業者は日本をはじめ、ベルギー、フランス、デンマーク、イタリアetc ヨーロッパを中心に各国のものがありました。



少し 「お!」 と思ったのは、ロールケーキで日本一を獲得した、兵庫県三田市の 「パティシエ・エス・コヤマ」 が出店していた事です。



もともとここのオーナー・小山シェフ自身が京都の方なので、まあ京都の百貨店に出すのはアリといえばアリなのかもしれませんが。



で、売り場を一頻りぐるっと見てみて思った感想。



正直、 



「まあ、いつも通りかー。

 大きな変わり映えはないなぁーーー」



ということ。



多くの店の中心商品が



「心」を届けるメッセンジャー・NAKA-Gの「絆ブログ」

 

一般的なこのタイプ。



パッケージも・・・ まあ、どれだけ “表の顔(デザイン)” を変えるか、ぐらいの差。


確かに、「素材」や「チョコの仕上げ方」での各店の工夫は当然あるのですが、なかなか強い印象を与えにくいと

感じました。


例えて言うなら、 “超一流のオールマイティープレーヤーを集めたチーム” ではあるのですが、 “「走れる選手・「パンチ力のある選手」・「小技の利く選手」・「打てないけど守りは一級品の選手」などそれぞれの個性が際立つプレーヤーを集めたチーム” ではないので、 「どの選手が」 という際立ちが見えにくい、という感じですね。




「心」を届けるメッセンジャー・NAKA-Gの「絆ブログ」


このように変わったものもあるのはあるのですが、存在的には従来どおりの製品の “引き立て役” 的な脇役的ポジションでした。



あと、これも、最近の 「まあ、どこもやってる」 パターンですが、本当に多くなった、これ。



「心」を届けるメッセンジャー・NAKA-Gの「絆ブログ」



「マカロン」 です。


“猫も杓子も”的に、これも、かなり多くの業者がやってました。



この形状がどこも一緒ですので、よけいに変化の差がつきにくくなったのかもしれませんね。



あと、去年ぐらいからの動きだと日経MJなどにも紹介されていましたが、一部で



「心」を届けるメッセンジャー・NAKA-Gの「絆ブログ」


「板チョコ」 が需要を伸ばしてきているということで、何点か見かけました。




こんな感じだったんですが、確かに一流のセンスを集めた「粋」ではあるし どれも洗練されてはいたのですが、ほとんどのお店がその切り口でのせめぎ合いで戦っているので、正直、 差別化」・「独自化 があまり見えなかった、というのが率直な売り場全体の感想でした。



先ほど申し上げた “一般的な素人消費者” の目線で見ると、


「A店のトリュフ形チョコ、B店のトリュフ形チョコ、C店のトリュフ形チョコ・・・・、どれでもええけど」


と、素朴にそうなってしまうんじゃないかな、という感じです。



「“どれを選ぶか”の、

 決定的な“決め手”が見えてこない」



という状況に思えました。



でも、そんな中でも何店かは “強い個性”・“独自の存在感” を出していましたので、それをご紹介します。



まず、 九州焼酎菓蔵」 のこれ。




「心」を届けるメッセンジャー・NAKA-Gの「絆ブログ」



「幻の焼酎」 といわれる伊佐美のゼリーを入れたチョコ。



確か2008年ごろからの商品だったと思いますが、もうけっこう一般的にも認知されつつある商品でしょう。



これだけだとコーナーとしてやや弱かっただろうと思いますが、この店は同じコーナーに



「心」を届けるメッセンジャー・NAKA-Gの「絆ブログ」


沖縄の泡盛のチョコも置き、


「このコーナーは、“焼酎類のチョコ” という明確なコンセプトで出しているぞーーー!」


という独自の存在感を出しています。



売り場全体の“一流のセンス同士の勝負”の土俵の中にあって、完全に独自のポジションを確保しており、売り場全体を巡回してからどこのにするか決めようという消費者の頭の中には、強く印象付けられやすいものとお見受けしました。



次に、「お! 独自のポジション」 と思ったのは、ここです。




「心」を届けるメッセンジャー・NAKA-Gの「絆ブログ」


「ベリー」 というお店ですが、


「砂糖未使用」


という打ち出し方をしていました。

(「砂糖“不”使用」の方がよかったんじゃないかなー?)



正直、パッケージは他の “最高に近いセンス” の業者のものより見劣りはしましたが、 「砂糖未使用」 という訴求は、


「相手の健康の面にも気を遣いながら贈りたい」

「ちょっと上の方へ贈るのに」


というニーズに “どストライク” にヒットするものではないか、と思いました。



つまり、ターゲットが明確に絞れてる、という意味で確実な売上げを作るのではないかと感じました。



あとは、これはニーズ的な観点からではないのですが、ちょっと珍しいなぁと思ったのが、



「心」を届けるメッセンジャー・NAKA-Gの「絆ブログ」


アラブ首長国連邦からのチョコ屋さん。



少々お高いでした。



一番安いもので¥864でした。


まあ、これは 「ちょっと珍しいなぁー」 的な感じで。





と、こんな感じで、2011年のジェイアール京都伊勢丹のバレンタイン売り場の視察レポートを終わるわけですが、ホント思ったのが、


確かに “超一流どころ” を集めた感じはしましたし、それ自体はすごいことだと思うし、また、「百貨店」というポジションにいる以上はそういうところを訴求していかないといけないというのも本当に理解するんですが、


「何点かあるうちから選ぶ」


という、“ごくごく一般的な消費者的シンプルな考え” の切り口で見た場合にあまり「差別化」・「独自化」が無く、消費者は決め手に悩むだろうなぁと、素朴に思いました。


こういう売り場を “一般的素人消費者目線” で見て、改めて思うのは、やはり


「独自化」 の持つ 「強さ」・「重要性」 


ですね。



これがあれば、


消費者の印象に残りやすい

      ↓

最後まで“候補”に残りやすくなる

      ↓

買ってもらえる可能性が高くなる


わけですからね。



あなたのお店の 「独自化」 、どんな切り口でやってみますか?





※あ、頭のなぞなぞの答えは、 「カメラ」 です。 

  (亀・ラクダ・サイ → カメラ下さい・・・・・合掌)