退院した次の日、朝一の炉で火葬することになっていた。
葬儀屋さんが、温度の一番低い朝一の炉の予約をとってくれていた。
あいにくの雨模様。
いとこに車で連れて行ってもらい、市内の火葬場へ。
火葬場に着くと、葬儀屋さんが待っていてくれた。
「今、お連れしますね。」
正面玄関で待っていると、霊柩車で赤ちゃんが運ばれてきた。
小さい小さい箱。
部屋に通され、
「最後にお花をお供えしてあげましょう」
と言われ、蓋を開けてくれた。
昨日の朝、一旦バイバイしたときと変わらない姿。
まだほっぺもプニプニしていた。
蓋を開けた瞬間から、涙が止まらない。
旦那もいとこも。
娘はまた赤ちゃんのほっぺをたくさん触ってくれた。
重苦しい雰囲気の火葬場、娘は全くグズることなく、静かに静かに過ごしてくれた。
もうこれで最後なんだ。
もう会えないんだ、もう触れられないんだと思うと、もう涙が止まらなくなった。
一晩、赤ちゃんの枕元に置いておいたぬいぐるみを、家に持って帰るために回収した。
このぬいぐるみは、今も骨壷の隣においてある。
赤ちゃんの匂いのついたぬいぐるみ。
そして炉に運ばれ、火葬された。
終わるまで待合室で待つことに。
娘と旦那には、売店で飲み物を買ってきてもらうことにした。
その頃から、雨だった空が一気に晴れてきた。
空をずっと見ていた。
娘はいつもと同じように元気に歌を歌ったり、はしゃいだりして元気だった。
そして、番号が呼ばれ部屋に戻る。
赤ちゃんのすべての骨が残っていた。
大きい骨は頭蓋骨かなー?
足の骨かなー?
すーっごくしっかりした骨が残っていた。
小さい小さい骨も、たくさん。
それをすべて骨壷へ。
小さくて可愛い、夫婦で選んだ骨壷へ。
骨壷を入れる袋も、青いレースでできていて、すごく可愛かった。
そして、骨壷を持って帰宅。
一週間、いとこの家にお世話になることになったので、洋服や旦那のスーツを取りに、一旦自宅へ。
そして、またいとこの家へ。
