一つ前の記事で公開した曲が出来るまでのドキュメントでございます。
どうぞ公開の内容に後悔の無い様に。


今年の1月に、ブログ友達のロブっち がこんな企画を立ち上げました。

「みんなで曲を作ろうぜ。♪」
http://ameblo.jp/judas-satoshi-rob/entry-10196562702.html

そこでいろいろな歌詞のフレーズが出てまいりました。
それをラフスケッチとしてまとめたのがこちら。

「LOVE&PEACE (ちょいエロは世界を救う。)」
http://ameblo.jp/judas-satoshi-rob/entry-10205304837.html

曲を作ると立候補しておきながら、これを見て正直悩みました。
な・・・長い・・・。曲にするにはもう少し短くまとめて、韻を踏んだり
歌い回しを変えてみたりと、工夫するところが山ほどある。
そして一番ネックだったのがサビ。
ここでは「YES WE CAN」がサビとなっているが、自分はその時点で既に
自分の中に沸いてきたサビのフレーズがあったのだ。
沸いてきたというか、ふと下りてきたというのが正しいか。

2月に日本にてロブっちたちにお会いした時に、既にこのフレーズがあったのだが秘めておいたんです。
だって突然「ちょいEROが足りない~」とか歌われたら頭おかしいと思われるでしょw?
オレってあったまいい~♪

さてそのフレーズを暖めながら、ギターでコードを取ってみたりしていた。
DM7-A の繰り返しが自分的に気持ちいい&ちょい切ない感じで好きなので、
これをAメロに使おうと思った。
そして、歌詞の取捨選択およびメロディとコードを当てはめる作業に入る。

それが4/15の夕方のこと。
食料と缶ビール(タイのSINGHAビール)2本を食料と買い込んで、新居で一人取り組んだ。

ロブっちのまとめたラフスケッチと、ブロガーたちのコメントを全てExcelに取り込み、
コピペを繰り返して並べ替え、歌として成り立つようにしていった。
その作業の中で、ビールが回ったからなのかだんだん壊れてきた自分w
どんどんアホ&EROな方向に傾いていった。

そして大体の構成が出来たところで、困ったことにまとまらない歌詞があった。
しかも結構複数の方のコメントのもの。
これは捨てるにはもったいない。
しかしそこで以前から少し考えていた、ラップ風の歌い回しを当てはめてみることに。
するとどうでしょう。ぴったり。いや正確には強引に押し込んだんですがw
HR/HM好きのロブっちへのトリビュートも兼ねて
「Bad Medicine/Bon Jovi」
「Dr. Feelgood/Motley Crue」のフレーズも引用。
そしてこっそりBURRN!なんてのも入れてみたり。

ここまで出来て、いったん弾き語りの練習。
その中でメロディの修正を行う。当初Aメロはもっと高い音域だったが、それだと
サビにつながらないので低めに設定。
何とか形になってきたので、ギターのみをレコーディング。
機材は2年前に宮崎で買ったBOSSのMicro BR。
http://www.roland.co.jp/products/jp/MICRO_BR/index.html
2万円台で買えるデジタル・ポータブル・マルチトラック・レコーダー。
乾電池で動くので非常に便利。
こいつにステレオマイクをつないでギターのバッキングトラックをレコーディング。
それをイヤホンでモニターしながらボーカル入れ。
プレイバックして気に入らないところは手動パンチインで録り直し。
(まだ完全に使いこなしてないので自動パンチインの仕方がわからないw)

最後のアルペジオの部分を録音する段になって、酒のせいかアホのせいか、だんだん手がいう事を
聞かなくなってきておりました。ぷるぷるする手首と指をもみほぐしながら、気合を入れてレコーディング。
しかしこの時点で、この部分の歌詞はちゃんとできていなかった。
そこで酒の力を振り絞って出てきたのが究極のアホERO歌詞。
もう後のことなど考えていなかった30代の夏(タイの気候でね)。

しかし言い訳をさせてもらうと、この部分は
ちょいYABAな現状に 萎えてばかりいられない
一介のオレに一回賭けてよ いっぱい賭けよう 日の丸の中へ
一発やらせろ 日の丸のために 愛してる
マジ半分なのである。
何がマジかというと、ロブっちのアメンバー限定記事にて、日本の現状では
安心して子孫を残すことが出来ないという内容を書いていたのをここに当てはめたのです。
社会問題を鋭くえぐりつつ、日本という国への愛を忘れない。
日本のためには一発何か自分たちがやらなければならないのではないか、という思いを込めたのです。
暴発の後の賢者モードで(おわかりかね?男子諸君)。

こうして出来上がったギターとメインボーカル音源にコーラスを入れていく。
よく聴くと最初の「My Son rises」が微妙にズレている。
自分の声でも合わせるのって大変。達郎の偉大さがよくわかった
2回目の「My Son rises」は綺麗にできている。
サビも最初コーラスにしようと思ったけど、あの印象的なフレーズを生かすために2重ボーカルとした。
一部裏声でコーラスにしてあるけどね。この辺は自分のセンスを信じてやりました。
一番自分でもウケたのは「Bad Medicine」と「Dr. Feelgood」のコーラス。
思いっきり原曲そのままのフレーズなので、この曲のコードには合ってない。
合ってないのがまた面白いw

そして最後のオチというか締め。
ここにはやはりロブっちがサビに使いたかったあのフレーズを、オリジナル音声で入れるべきでしょうと
思ったのです。
そう、アメリカ合衆国第44代大統領のオバマっちの「YES WE CAN」です。
フリーソフト「Craving Explorer 」にてYoutube映像を探し、音声を抜き取りました。

こうして集まった素材は、やはりフリーソフトの「Sound Engine Free 」にて編集しました。

ギター音源はステレオ録音してあったので、左右に振り分けより分離感を強調し、レベル調整。
ボーカルは「何億のたんぱく質すてた」の箇所がボリューム過多だったので、リミッターをかけた。
コーラスはエコーを効かせて適当に左右に振り分けた。ただ後で聞くと全般的にもっとエコーやリバーブを
深めにかけたほうがよかったかなと思った。トラック数が少ないので音の隙間が目立つから。
次回以降の課題です。

で、出来上がった音源をこれまたフリーソフトの「Sound File Converter 」にてmp3変換。
それをもともとネットラジオサービスである「らじろぐ 」にアップ。
ブログに貼り付けて公開終了。

レコーディング~公開に要した時間は約6時間
タイ時間の4/15 午後6時頃始めて、記事をアップできたのは深夜0時。
長いようで短い時間でした。
夢中になると時間なんてあっという間に過ぎるもの。
子供の頃味わったあの感覚をまた味わうことが出来ました。
だから音楽って、やめられないんですよね~。

では、次回は希望があれば(あるのか?)曲のコードをアップします。

(なお、この記事で紹介したフリーソフトはMAJIお勧めです。)