チェンマイ ロングステイ日記

チェンマイ ロングステイ日記

タイのチェンマイを基点としてタイの旅をアップします。

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渋滞を避けるため早朝にホテルを発ち、スワンナプーム空港に向かう。

長くも短くもあったタイのロングステイも今日で終了。

飛行機は往路と同じANAのボーイング787だ。

新しい飛行機なので快適だが、機内の座席のすぐ近くで倒れた女性が出て、ちょっとした騒ぎになった。

そういえば往路の飛行機でも男性が倒れたことを思い出す。

当方二人は、無事に帰国できたことに感謝しなくてはならない。

 

羽田からはリムジンバス。

渋滞にもかからず、約1時間半で終点の目的地に到着。

次男が車で迎えに来てくれたのであっという間に久しぶりの我が家に到着した。

家の中がキレイなのにはびっくり。

帰国を前にきれいにしてくれたのだろうが、息子たちも大人になったものだ。

さて次回はいつどこに行けるのだろうか。

でも必ず行きたいと思っている。

 

 

1カ月半に及んだタイのロングステイもあす帰国。

やりたかったことはほぼやり尽したし、行ってみたかったところにもほぼ行けた。

前半はスローペースだったので、それほど疲れもない。

こんな旅をしてみたいとずっと思っていた。

海外旅行というと、豪華なホテルに泊まり、珍しいものを見、美味しいものを食べとなるが、

それだけが海外の面白さではない。

現地の人たちの日常に触れ、同じ物を食べ、暮らすように旅することで見えてくるものもある。

タイに定住しようとは思わないが、ときおりこんな形のロングステイをするのもいいなと思っている。

そしてタイ以外の国でもこんなことをやってみたいと思っている。

短期間の旅行をネットの「検索」に例えるなら、

ロングステイは目的を決めずに立ち寄った本屋のようなものだ。

ゆっくりと時間をかけ、そこで得た情報や知識で次の行動を決める。

仕事や会社に束縛されているとなかなかそうもいかないが、その軛から離れればそんなことも可能だ。

それは決して金持ちや年金生活者だけの贅沢なことではない。

実際、タイでもそんな旅行をしている若い外国人たちに会った。

人生のキャリアは決して学業や仕事だけでなく、こんな形でのプライベートも立派なキャリアである。

タイでは、人は何のために生きるのか、大袈裟かもしれないがそんなことを考えさせられた。

 

明日早朝帰国するので、息子たちへの土産を買い、夜はサイアムで食事をした。

 

今回のタイロングステイでは、滞在中に様々な小旅行をしたが、

とうとう旅行社のツアーは利用しなかった。

ツアーに申し込んだ方がそりゃラクだが、自力で敢行する方が断然面白い。

きょうは市場の中を列車が通る(というよりも線路上を市場にしてしまっている)ことで有名なメイクロン市場に行ってみた。

メイクロンにはいろいろな行き方があるが、結局はツアーでなければ鉄道かタクシーか私バスを利用することになる。

鉄道は非常に本数が少ない上、そもそも駅まで行くのが大変だ。

タクシーだと片道2時間近くかかるのでほぼ貸し切りになる。

これまた費用が大変である。

しかし私バスで行くと、一人たったの70BAHTなのだ。

だがこれの利用には少々勇気が必要だ。

バンコクの発着場所はビクトリーモニュメント駅近くでそうわかりにくくはないが、

バスの車体表示と乗り場の案内はすべてタイ語のみ。

チケットを買ったはいいもののどのバスがメイクロンに行くのかさっぱりわからない。

バスが来るたびに運転手に確認し、ようやく乗ることができた。

バスでの車窓風景は驚きの連続だ。

そこそこ混んでいる車列の間を縫うように走るのはいつものことだが、

片側三車線の大きな道路の路側帯をバイクやバイクに荷車を付けた車輌が平然と逆走している。

途中休憩に入る直前などは、逆走車をよけながらガソリンスタンドに入った。

タイの交通事情にはいつも呆れさせられる。

 

メイクロン市場は、テレビなどで見た通り。

列車が通過する5分前に注意を促すアナウンスがあり、線路上に品物を出している人たちは、別に急ぐふうもなく商品を店の中に退避させる。

あっという間に片づけは終わり、列車が通過するとサッと商品を元の場所に戻す。

手慣れたものである。

 

次にメイクロン市場からはアムパワーの水上マーケットに行く。

ここでボートツアーに乗船したのだが、そのツアー代金がなんと驚きの一人たったの50BAHT。

一けた間違っているのではないかと思える超格安料金である。

しかし水路からメイクロン川の観光ポイントを巡る一時間半のツアーの中身は濃い。

川沿いの建物の背後に茂るヤシの木が印象的な風景を形作っている。

 

復路は雨降りの中、再び市バス(一人80BAHT)でバンコクに戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

バンコクのマーケットと言えばチャトチャックが最も有名。

バンコクに来た時は必ず立ち寄っている。

ホテルの間近にあるBTSの駅からチャトチャックのあるモチット駅はわずか数駅の近さだ。

チャトチャックはこれで4回目になるが、最初と比べると大きく印象が変わったように感じる。

当初は、ゴチャゴチャ感、密集感が強く、さらに暑くて汚いというイメージだったが、

きょうは比較的涼しかったこともあるが全然そんな感じ受けなかった。

数千といわれる店も少しマシになり、かつてミニチュアを買った店あたりは、アートな空間に様変わりしていた。

チェンマイの市場に鍛えられたということもあるのかもしれないが、

なんかチャトチャックが垢抜けして見えた。

雑貨もチェンマイで売られているものと大差はなく、かつ価格は割高である。

キーホルダーと野菜のタネだけを買ってホテルに戻る。

 

夜はサイアムのTOKYUに行ってみる。

TOKYUの入っているビルは雑多な店がひしめき、まるでチャトチャックをビルの中に移したようである。

ここでも食事だけして買ったものはナンプラーと調味料少々のみ。

長かった旅行も終わりに近づいている。

正午過ぎのエアアジア機でチェンマイからバンコクに移動した。

古いリュックはサービス・アパートメントに置いてきたのだが、その中にサングラスを入れっぱなしにしていたことを飛行機に乗ってから思い出した。

今回はこまごまとしたものをよく失くす。

長年愛用してきた靴ベラ、サンカンペーン温泉で購入した帽子、そしてサングラス。

気をつけているつもりなのだがどこか抜けているらしい。

自戒を要する。

 

バンコクは3年ぶりだが、思っていたより涼しい。

渋滞のひどさは相変わらずで、空港からホテルまでのタクシーは高速を降りてから遅々として進まない。

バンコクの人口は東京に匹敵するというのに地下鉄は2本、モノレール1本なのだから足りるわけがない。

都市高速も未発達だから渋滞しない方が不思議だ。

バンコクでのホテルはミニキッチンもあり、なかなか快適だ。

明朝チェンマイを発ってバンコクに移動するので、実質チェンマイはきょうが最後となる。

次があるとすればいつ訪れることができるのだろうか。

前にも書いたが、ロングステイは楽しいが、その土地に永住する気はない。

それはチェンマイに限らず、どこの国のどこの都市であっても同じことだ。

自分の場合、ロングステイといえども日本の拠点あってこそだと思っている。

それは今住んでいる東京に未練や執着があるからという理由ではなくて、すべてを引き払って外国に居住したら、それでは住んでいるだけで旅行にはならないからである。

あくまでも拠点を持ちながら、様々な国にロングステイするというのが自分の理想である。

 

とはいえ、たんなる旅行ではなくてロングステイという滞在型の旅を経験したのは、国内外を通じて初めての経験で、とても新鮮だった。

チェンマイの魅力は、気候でも食べ物でも物価でも治安でもなく、タイ政府観光庁ではないが、人の心の優しさだと思う。

困っている人がいれば誰でも声をかけ、誠意をもっていろいろと教えてくれる。

声を荒げるような場面は一カ月半の間まったく見ることがなく、ちょっとシャイだが穏やかで、のんびりしていてあくまでも人に優しい。

そんな人たちに接することが出来るのが、チェンマイの一番の魅力だと思う。

 

「ロングステイなどリタイアしてそこそこカネと時間のある高齢者の贅沢さ」という見方をされるのは致し方ない。

だが、働ける間は仕事だけ、日本での生活だけというのは、あまりにも近視眼的な人生への向き合い方ではないか。

世界を旅していると、外国人には働き盛りにも関わらず、非常に長期間の旅行をしている人によくでくわす。

彼等にとって、その時間は仕事をしている以上に大切なキャリアの一部なのだろう。

人生にとって、何が必要で、何が大切か、日本的価値観だけが至上のものではないと思う。

 

チェンマイ最終日は、ワローロット市場とモン族市場に行き、帰路にさんざんお世話になった

タニン市場に寄ってサービス・アパートメントに戻った。

今回とうとう行かなかったドイ・ステープの山並みが、夕日に映えて美しい。

 

 

朝早起きしてソンテウでチェンマイ市最大のアーケードバスターミナルに行き、そこからチェンマイ市南東のランパーン市に向かった。

約90分とけっして近くはないが、路線バスなのでとにかく安い。(ひとり85BAHT)

だが、大型の二階建てバスでとても快適だ。

最前列に座れたので眺めも最高だ。

ミネラルウォーターのサービスまで付く。

日本ではあり得ないことだが、路線バスなのに沿道の果物売りの前で停車し、乗務員がライチの大きな束を購入していた。

タイのこんなのんびり感がいつまでも続くことを願う。

 

ランパーンのバスターミナルでチャーターしたソンテウは、これまで乗った中で最小かつもっともオンボロだった。

運転手はカタコトの英語も話せず、行き先はタブレットの画像で理解してもらった。

だが、乗り心地は意外とよい。

雨さえ降らなければ問題はなさそうである。

 

まず、象の訓練施設に寄る。

訓練施設といっても、ショーあり、象の排せつ物で作る紙工場あり、そしてタイでも珍しい象の病院まである広大な公園のような施設だ。

そして風景がなにより美しい。

ちょっと不便な場所にあるが、ぜひまた訪れたいところである。

 

つぎにインドラ・アウトレットという地元名産の陶器の直売上に行く。

高級陶器ではないが、独特のニワトリのデザインがとても有名らしい。

重さの制限が無ければ買って帰りたいものがたくさんある。

 

そして最後にそこからほど近いランパーン陶器のファクトリー・ミュージアムに行く。

入場料100BAHTとやや高めだが、ガイドさんが付いて説明してくれる。

実際に製造しているところを間近で見られるので見応えがある。

かつて使用していた登り窯も見学できる。

 

ソンテウのチャーターをしているからこそこんなミニツアーが可能なわけで、

そうでなければ旅行者のツアーに参加する以外行くことじたいが難しい。

 

復路も快適かつ安い路線バスでアーケードバスターミナルに帰着、

そこからはトゥクトゥクでサービス・アパートメントまで一気に戻る。

 

夜は近くのソムタムうどん屋で食事。

充実した一日だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

きのうはハードな一日だったので、きょうは安息日に。

だが、夜はちゃんとした店で食べようということになり、歩いて行ける範囲にある

北タイ料理の有名店に行ってみた。

この店は日本人も多く訪れるらしく、メニューには日本語が併記されている。

日本人が多いといわれるタイ、チェンマイだが、これは珍しい。

英語表記があればたいていのことはわかるが、やはりとてもいい。

料理は洗練されていて、街中の店より若干高めだがそれでも安い。

ビール2本と食事で500BAHTだから、ひとり800円というところである。

それ以上に店の雰囲気、エクステリア、インテリアがとても心地よい。

チェンマイを訪れる人にはぜひお奨めしたい店である。

チェンマイ市北郊の山岳地帯にあるメーサーの渓谷(国立公園になっている)を見に行った。

本来はソンテウをチャーターすべきところ、チャンプアックバスターミナルまで行き、路線のソンテウ(黄色のソンテウ)で行ってみた。

水は熱帯特有の茶色く濁った水だが、連続するいくつもの滝は美しく、コースも整備されていて申し分ない。

 

しかし、たったの一人50BAHTで45分ほどで到着したまでは良かったのだが、

そのあとが大変。

帰りの路線ソンテウが無いのだ。

一応通りまで出て見つけようとしたが、そもそもバス停なども無い。

目的からの復路で戻ってくるソンテウがあるはずと考え、待ったが一向に来ない。

まるで太川陽介の「路線倍の旅」状態である。

 

仕方なく国道をトボトボあるいて30分も経った頃、突然目的のソンテウに追い抜かれた。

油断して接近していることに気がつかなかった。

次はいつ来るかわからない。

仕方なく5km先の大きな通りまで歩こうと炎天下のタイの国道を歩くことに。

あと1.5kmというところで軽トラが停車し、市内まで乗せてってくれるという。

月並みだが地獄に仏というところである。

チェンマイの最大の魅力は食べ物でも観光地でもなくも、人々の優しさ、気さくさだとタイ政府観光庁が言っていたことを思い出す。

 

ムーガタ料理というのは、焼肉とシャブシャブを合体させた料理である。

サービス・アパートメントの近くなので行ってみることにした。

料金はビュッフェ形式食べ放題で一人159BAHT(約500円)と安い。

この料理にはムーガタ専用の鍋が必要で、それを炭火を入れた七輪の上に置く。

鍋の形状は一見ジンギスカン鍋にも似ているが、異なるのは周囲の溝で、

ここがやや深く幅広くなっている。

この溝に出し汁を入れ、上部で焼いた肉の肉汁などがまざる仕組みだ。

この汁に入れた野菜などが肉汁を吸い、とても美味しくなる。

日本にもありそうだが、自分が知るかぎり聞いたことがない。

この鍋をどこかで売っていたら買って帰り、

アウトドアのシーンで使ってみたい。

それにしてもタイ人は奇想天外なものを考え出すものである。