9月8日15時00分、タイ東部チョンブリー県のパタヤー警察署に、バーンラムン郡ナーグルア町の三階建てビルの屋上に自殺を志願する女性(35歳、雑貨店経営)が居ると通報があった。

高さは15メートルほど。女性は足を外に放り出すようにして屋上の縁に座り、大泣きしている。署員や救助隊員が下から事情を聴くと、「夫に離婚しようと言われたけど、離婚したくない。」という。酒を呑んで泥酔している様子で、今にも飛び降りそうな気配だった。

署員らが落ち着かせようとやんわりと交渉するが、女性は縁から動かない。そうこうしているうちに、女性の知人がいつの間にか屋上に上っており、そーっと女性に接近。背後から体を確保して屋上中央まで引っ張り、署員・住民らは止めていた息を吐き出した。

署員は、女性の親友に親身になって話を聞いてあげるよう頼んだうえ、女性の旦那に帰って来てきちんと話し合うように電話で伝え、署に戻った。