ついさきほど、プノンペンからホーチミン市へ戻りました。数日間はプノンペンのことを書いてみようと思います。
週末土曜日にホーチミン市からプノンペンに午後到着して、ホテルにチェックイン。それからすぐに、近くでスクーターのレンタル(1日3ドルが相場ですが、外国人には最初は5ドルと云ってきます)をしました。そして、レンタルスクーターで市内中心部ノロドン通り(マルハンジャパンバンクなどの金融機関が多い通り)を走っているとすぐに交通警察が「止れ」の合図です。信号は「右→青」だったので直進しても良いと思っていたのですが、「ローカルルール」で→付きの青は直進できなかったようです。
3人の警察官が厳しく交通ルール違反だといってきます。そして、3人の警察官はこちらが外国人なので20ドルの賄賂を要求してきます。「断りました。」すると、20秒位の間隔を置いて、警察官の内の一人が私に端っこの方へ来て欲しいようなそぶりなので、一緒に付いて行きました。私から「1ドルに値下げしろ!」、すると、警察官は「だめだ!」「2ドルだ!」といいます。しょうがないので2ドルほど領収書無し(賄賂ということ)で支払いました。日本で贈収賄は犯罪の構成要件なのですがここはアジアです。
(教訓)
・ローカルルールには気をつけること。
例えば、日米欧では常識の昼間ライト点灯はカンボジアでは交通違反になります。
・カンボジアの交通警察はタイ人以上に粘りが無いこと。
20ドルが一気に2ドルに下がったのにはビックリしました。15ドルや10ドルという木目細かな交渉は無いようです?!
・最近、交通警察が非常に増えていること。
カンボジアでは警察官の給料が低いため、交通警察はとにかく「罰金課すぞ。賄賂だせ」で給料の足しにしています。同じ日に信号待ちで前にいたスクーターがヘルメット無しで後部座席に人を乗せていたために警官にスクーターから降ろされていました。様子を伺っていましたが、運転手は諦めた様子で素直に罰金(実は賄賂)を支払っていました。
また、今回はフンセン首相が5日にホアヒン(タイ)の「メコン川サミット(the Mekong River summit)」に出席して国境紛争問題があるタイのアビシット首相と会ったことからか、プノンペンには交通警察以外の警察官も溢れていました。