花粉症・・タイへ転地療法はいかが | ホーチミン市(旧サイゴン)在住・証券アナリストのタイ株、ベトナム株、日本株ブログ

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ホーチミン市(旧サイゴン)在住の証券アナリスト・竹内浩一が、ベトナムを中心に世界の金融市場を見渡すブログです。

 昨晩(19日)、日本からタイへ戻ってきました。涼しかった日本と違って、ソンクラーン(水掛け祭り)が明けたバンコクは灼熱です。

 ソンクラーン中の最大ニュースはPADリーダーの1人ソンティ氏の暗殺未遂事件。まだ詳細は不明ですが、タイではソンティ氏の命に別状は無いと報道されているようです。狙撃実行犯は新権力派の「青シャツ」だという噂もあります。

 ところで、今日は「金融」とは離れて「花粉症」について書きます。実は、10日ほどの短期帰国の際に私は花粉症を発症したからです。
 そもそも私は酷い花粉症です。発症したのは15年位以上前。日本では3月から5月初にかけては目がしょぼしょぼで赤く腫れ上がり、喉が痛み、頭髪はパリパリで張りを失い、頭痛が酷く身体全体がだるくなっていました。典型的な花粉所の症状。

 症状の出る3月から5月初は1年の20%近くに相当しますから私にとってはこれは大変な悩みでした。
 花粉症に関わらず病気の辛さは実際に経験してみないとわかりません。私の場合、普段は一服せずとも2時間は集中して例えば読書などできるはずなのに、花粉症の時期は10~20分余りで集中できなくなります。日本に居る限りは「春」の日本は私にとっては「恐怖」の季節。もちろん色々な治療法や空気洗浄器などのアイテムも試しました。「幸福の基盤は健康にあり」ですから日本の「春」では私は全然幸せではなかったのです。

 今回、日本に滞在した最初2日間は何事もなく過ぎていきました。3日目、鼻がむずがゆくなりました。「来たぞ来たぞ」と思っている内に喉が痛くなり、くしゃみも時々でるようになりました。但し、頭痛が発症したのは7日後位。あまりプレッシャーのかかる状態に居なかったからでしょう。

 一番酷かったのが、タイへ向かう途中の乗換えで日本から台湾・桃園国際空港へ着陸したとき、花粉症で甲状腺が腫れ上がっていたため(?)か気圧の変化で耳が痛い。いつもなら息を止めて唾液を飲み込めば(耳の内部の)気圧調整ができるのに甲状腺が腫れ上がっているためにできません。桃園国際空港のトイレでちり紙で鼻をかみまくりでした。やっと喫茶店でアイスラテを飲んでリラックスした頃に耳の痛みが取れていました。

 その後は、台湾からバンコクへのフライトの間に花粉症は鎮火。これはすごい快感です。頭はみるまにすっきりしました。そしてバンコクの自宅に戻って荷物を適当に整理して睡眠。今朝は喉の腫れが収まっています。鼻はまだむず痒くて透明な鼻水が大量にでますが、快方へ向かっているので明日には全快すると楽観しています。

 やはり、私はもう日本には住めないのかもしれません。そもそもタイへ来たのも最初は花粉症を避けるためでした。
 タイには花粉症はありません。少なくとも、私の身体が反応するアレルゲン花粉はありません。イギリスでは春に若干のアレルゲン花粉が飛び回っていたのを記憶しています(日本に比べると全然楽です)。
 
 日本で花粉症で1年の20%近くを辛く悶々と過ごしておられる方へ。花粉症患者にとってはタイで過ごすことは花粉症を避ける最良の手法だと思います。一連の上部エリート層の「権益争い」で観光客が激減したタイでは日本人短期滞在者を大歓迎してくれると思います。

 それにしてもどうして日本は「花粉まみれ」なのでしょうか。物価が高い以外は効率的で文句はない素晴らしい国なのですが。

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 桜の写真(谷中にて)
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 ツツジが満開になりはじめた根津神社にて。

 日本は素晴らしく美しい「葦原中国の秋津島」です。このまま衰えさすにはもったいない「資本力」「技術力」も有しています。「(現在の)有権者」だけではなく、「100年後の日本」に目を向けた長期政策をお願いしたいものです。