首都圏に勤務している私にとって、被災地の人達の苦しみ・悲しみ・苦労は計り知ることが出来ません。
いつどこが停電するのかとか、買占めがどうとか、
被災地における諸問題に比べれば些細な騒動に過ぎないとも思います。
だって命が奪われるわけではないんですから。
私にとっては停電とガス欠は仕事に大きな影響を及ぼすので死活問題ではありますが、食料品や生活必需品の買い占めは典型的な災害パニックです。大量に買おうとしている人は後ろ指を差されて嘲笑されていることにいつ気づくのでしょうか。
そして、買い占めを目の当たりにした人が「今のうちに買っておかないと!」と不安に駆られ、買い占めに走る姿も。
「そんなに買ってどうするの?」
「地震や津波が来たら、買い貯めしたもの全部持って逃げるの?」
現実的じゃないですよね。
メディアもそういう注意をもっとするべきです。
蓮舫消費者担当大臣の発表を受けて、初めて大々的に買い占め騒動に警鐘を鳴らすような報道を始めました。
もっと早くから言うべきだったし、一部の買い占めを煽っているとも思える報道も控えて欲しかったです。
こんな状況下で石原都知事の発言やプロ野球開催の是非はあまりにもお粗末な話。
常に満ち足りた贅沢三昧の生活が当たり前の日本人に対して「我欲云々」は個人的な心情としては理解はできます。
ですが、それと今回の大災害を結びつけて天罰と言い放ってしまうのは不謹慎極まりないです。
実際に大勢の人が死んでいる状況で富裕層かつ現職の首長が「天罰」の一言で一刀両断してしまう姿はあまりにも酷いです。
後から真意が伝わらなかったと言っても受け入れられることでしょうか。
プロ野球開催もそう。
我らが横浜ベイスターズを含むセ・リーグはあろうことか通常通り開幕。
無神経過ぎます。
しかもナイター開催。
一般庶民は皆一体となって節電を心がけているのに、その電力を東京ドームが食いつぶすということです。
「野球は希望を与える」
はっきり言ってエゴだと思います。
こんな時に「ラミレスが~」「小笠原が~」「澤村が~」
その活躍を無理やり被災地への希望に置き換えようとする性根の悪さ。
セ・リーグの通常日程での開催は巨人様が主導的立場になったことは言うまでもありませんが、被災地や停電地域の人間が巨人戦を観て「野球のおかげで元気が出た!」ということと、少しでも安定した電力供給に協力し、1日でも早く元通りの生活に近づける努力を続ける。
どちらが希望でしょうか。
この期に及んで「希望」やら「責務」やら言葉を並べ、その言葉で隠しきれない「我欲」を滲ませる人達が何をもたらしてくれるのでしょうか。
復興に直接繋がる様な行動をとることが一番の希望ではないでしょうか。
一般庶民の私達ができることは本当に微力。でもそれを1億人以上の人がやったとしたら?
それが希望なんじゃないかと思います。
だからこそ、影響力のある人や経済力、社会的地位のある人にはそれ相応の希望を被災地に与えてくれたらと思います。
目に見えるもの。形あるものでいいじゃないですか。
国民感情を逆なでするような希望なんて希望じゃないです。エゴです。

」と言い返したくなります。言わなかったですけど。