徐々に体重は下がり、頬がこけている気もしましたが、ご飯は元々食べる人だったので、それほど心配はしていませんでした。
膵臓癌の末期で肺への転移もあったようでした。しかし、高齢なので癌の進行もゆっくりかなあと考えていました。
夏がきて、おばあさんが転んだと連絡を受けました。
股関節を骨折したと。
その時、整形外科外来の看護師をやっていた自分はもう寝たきりになるなあと思いました。
股関節の治療法はほとんどが、金属を入れる外科手術で、年齢や癌末期から考えると股関節の手術はしないことになるだろうとすぐ思いました。
案の定、父の決断は保存療法でした。
それでも入院はせず、在宅で最後を過ごしたいと言う祖母の希望を聞いた父はすごいと思いました。
父はその日から、自分の妻と母の介護する環境になりました。