地元にある霊犬塚です。珍しい石造物です。誰が何のために建てたのか、当初はわかりませんでしたが、郷土史に掲載されていました。

明治の初め、近くにある寺に羅卒が3人泊まりました。夜、3人が3人とも同じ夢を見ました。夢の中に女の人がが出てきて、私を助けてください、と言うのです。

羅卒たちは不思議に思い、寝床の床下を見ると、犬が子犬を半分出して死んでいました。羅卒たちはその犬を近くの川に捨てました。

それを見ていた弥右衛門さんは、自分は戌年の生まれだからといって、犬を拾いあけて自分の山に埋めて墓を建てました。


この弥右衛門さんは実在人物でした。過去帳に記載されてました。霊犬塚のある山も弥右衛門さんの山でした。ただ、弥右衛門さんは戌年ではありませんでした。

後日、弥右衛門さんのご子息にこのことを伝えると、ご子息はご存知でした。事実は少し違っていて、犬は弥右衛門さんの地域に住んでいて、みんなから可愛いがられていました。その犬が死んでしまったので、弥右衛門さんが埋葬したそうです。

弥右衛門さん、いい人です。