川崎殺傷事件。
51歳の岩崎隆一容疑者が起こしたこの事件の闇は深いと思う。
バスに並ぶ39歳の外交官を皮切りに、私立小学校の生徒18人を次々に殺傷、自身の首を切り自殺に至る。
岩崎容疑者はいわゆる引きこもりだったという。
幼少期に両親が離婚後、叔父夫婦に引き取られた。
『8050問題』という言葉がある。
1980年代に『引きこもり』『不登校』の問題が表面化して30年。10代だった子供は4~50代になっている。
当然、4~50代だった親世代は7~80代となり、人生の終わりが近くなる。
引きこもった30年を取り戻す術を知らない中年の皮を被った少年少女は、その社会性を失ったまま、未熟な経験で深度を高めた思考の結果の一つがこの事件を引き起こしたと推測する。
幼少期の心の傷が、時を経て芽吹くのはある意味当然かも知れない。
だからこそ、間に挟む第三者機関が必要だと今僕は思う。
悲しい事件が世の中に後を絶たない。
岩崎容疑者を誰か救うことは出来なかったのだろうか?
精神不安、精神異常、その根底に潜むものは解消出来ないのだろうか?
被害に遭われた方の心中を慮るが想像すら難しい。
御冥福を御祈り申し上げます。
妻は精神病 僕の気持ち