今季のインフルエンザワクチンは優先接種は行われない方針が決まった。

今季は新型、季節性の混合ワクチン接種となり、昨季のように新型と季節性を分けて接種することがない。

医療機関側としては、混乱の元となっていたワクチン接種は今期は平静に運営が行えそうでほっとしている。

この件でモンスター化した人が多数見受けられたので、それがないだけでもほんとにいい。

以下は参考記事。


今季は優先接種せず 新型インフルエンザワクチン供給に余裕 厚労省実施案

2010年7月29日 提供:毎日新聞社

新型インフルエンザ:今季は優先接種せず ワクチン供給に余裕--厚労省実施案



 厚生労働省は28日、全国の都道府県などの担当者を集めた新型インフルエンザ対策会議で、今季のワクチン接種事業の実施案を公表した。ワクチンは新型と季節性2種の混合ワクチンで、10月から接種を始める。費用は、昨季は国が一律に定めたが、今季は市町村ごとに決める。十分な供給が見込めるため、優先接種対象者などは定めない方針も示した。

 今季のワクチンは、新型と季節性のA香港型、B型の3種を組み合わせた混合ワクチン。昨季のように、新型と季節性を別々に接種する必要はない。

 接種回数は昨季と同じく13歳以上は1回、13歳未満は2回。費用は、低所得者(住民税非課税世帯)の減免措置は継続したうえで市町村ごとに定める。厚労省は「昨季の水準(1回3600円)と大幅には変わらないだろう」としている。

 市町村は9月までにワクチンを接種できる医療機関を確保し、広報紙やホームページなどで住民に告知する。接種は、住民が医療機関で行う個別接種が原則だが、市町村の判断によっては保健所などで集団接種を行うことも可能とした。

 製造予定量は国内4メーカー合計で最大約5800万人分(13歳以上の接種量で換算)の見込み。厚労省によると、今季の需要は最大5340万人分と推計される。昨季の新型ワクチンの在庫も7300万人分以上あり、厚労省は「新型については、ほぼ国民全員に対応可能」としている。

 昨季の新型ワクチンの接種は、応急的な措置として国が実施し、副作用被害の救済は特別措置法を制定して対応した。だが、補償額がポリオなど予防接種法に基づく定期接種に比べて低く、厚労省は新型ワクチンについても同法に位置づける必要があるとして、予防接種法改正案を先の通常国会に提出した。参院は通過したが、参院選の影響で衆院の審議入り前に国会が閉会し継続審議になった。

 法案の成立時期は不透明だが、改正法ではワクチン接種の実施主体を市町村と定めているため、10月からは、接種費用の設定や実施医療機関の選定を市町村が行うこととした。【佐々木洋】


熱中症:特に台所で用心を!

室内での発症が多いことを昨日紹介した。

裏付けとなる記事を以下に紹介する。


熱中症、室内でも危険…高齢者の台所ご用心

7月28日9時58分配信 読売新聞

 高齢者の90%近くが「熱中症」を知っているのに、室内で発症する危険性は65%程度しか知らないことが、兵庫県立健康生活科学研究所などの調査で分かった。

 この夏の高齢者の熱中症の多くは室内で起きており、同研究所は「正しい知識の普及を急ぐべきだ」と指摘している。日本生気象(せいきしょう)学会の論文誌最新号に掲載された。

 調査対象は京都府内で生涯学習講座を受講した350人で、55歳から87歳の204人が回答した。熱中症の意味は89・8%が知っていたが、室内で発症することを知っている人は65・7%だけだった。

 室内で暑さによる体調不良を感じた経験は、室内の発症を知っている人が41・9%だったのに、知らなかった人は59%に上り、知識がある人ほど予防策を講じている可能性がうかがえた。体調不良の体験場所は、男性は寝室や居間が67・7%、女性は40%が台所だった。

 調査した柴田祥江(よしえ)・消費生活専門員は「日常生活でも特に台所は危険。火を使う時は換気扇を必ず回すなど、室内の温度上昇を防ぐ工夫が必要」と話している。


状況はさらに悪く・・・。

以下参考まで。


熱中症搬送、9千人超 病院到着時、57人が死亡 19~25日の1週間 過去最悪、消防庁まとめ

2010年7月27日 提供:共同通信社

今月19日から25日までの1週間に熱中症で病院に搬送されたのは全国で9436人で、搬送直後に病院で死亡が確認された人が57人に上ったことが26日、総務省消防庁のまとめで分かった。入院後の死亡なども含めると、実際の死者は数倍に上る可能性もある。2008年は7、8月を通じた死者が47人、09年は16人で、先週の被害は過去に例のない数字となった。

 消防庁は08年以降、熱中症による搬送者数などをまとめている。先週の集計は数値の詳細をチェックした上で、27日にホームページで公表する。

 熱中症の多発は、記録的な猛暑が原因とみられ、今後も高い気温の日が続く見込みであることから、気象庁は熱中症への警戒を呼び掛けている。

 消防庁によると、死者数が最も多かったのは、埼玉県の9人だが、埼玉県警が把握した同時期の死者数は、入院後に亡くなった人も含め4倍以上の38人だった。消防庁のまとめでは、搬送時点で重症と診断された人は492人おり、全国でも多くの人が入院後に亡くなっているとみられる。

 期間中、搬送者が1日で最も多かったのは23日で、1671人。過去最も搬送者が多かったのは08年7月25日の831人で、2倍超だった。

 消防庁によると、都道府県別で搬送人数が最も多かったのは東京都の992人。続いて埼玉県(990人)、愛知県(930人)の順だった。関東、中部、近畿の都府県で多い傾向があった。

 逆に最も少なかったのは、沖縄県で12人。秋田県(23人)、徳島県(24人)と続いた。

 気象庁の観測によると、19~25日の日本列島は、勢力の強い太平洋高気圧に覆われ、記録的猛暑となった。気温が35度以上になる「猛暑日」を記録したのは、24日が最も多く152カ所だった。

 気象庁によると、北海道と東北、関東甲信、東海、近畿、沖縄は28日ごろから、九州北部は30日ごろから1週間程度、気温が平年よりかなり高くなるとみられる。同庁は「異常天候早期警戒情報」を出し、健康管理や農作物の管理などに注意を促している。

※熱中症

 暑さの影響で起きるさまざまな体の不調の総称。日本神経救急学会は、めまいから意識障害を起こすものまで、症状の重さによって三つの類型を定めている。気温の上昇や運動によって体温が急激に上がることで発症する。炎天下での労働やスポーツに加え、屋内でもかかることがあり、重症の場合は死亡することもある。予防には、小まめに水分を補給することや、体調不良のまま運動しないことが重要で、発症時は風通しの良い日陰に運び、衣服を緩めるなどの応急措置を取る。