かえるのすきなおとの様がいました。あまりにかえるが好きなので、けらいはたんぼからぬまから、ぜんぶかえるをとり、おとの様にささげました。
春になりましたが、ことしはどうしたことか、かえるは一匹も居ません。きょねんかえるをとりすぎ、ことしは、かえるのたまごも居ませんし、おたまじゃくしも、ふかしませんでした。
佛さまは寂しそうにこの世が見える窓をはなれました。
伊藤浩瑞、伊藤政治経済研究所



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