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十一面観音立像(重文、平安時代中期)田原本町発行リーフレットより
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石標

大和北部第83番の本光明寺の御朱印は6月17日に宝山寺をお詣りした時に職員に書いていただきましたが、こちらのお寺は重文指定の十一面観音立像も安置されているので是非とも拝観したいと思いました。

電話で拝観の申し込みをさせてもらいましたが先方と、なかなか都合が合わず、この日、ようやく拝観させてもらう事が出来ました。

本堂の御本尊は弘法大師坐像で室町時代のものだそうです。

本堂内の東側に西向きに重文指定の十一面観音立像が安置されていました。

いただいた資料によると現地にあった勝楽寺が廃寺となり、そこへ寺号は存在するが建物がなかった天理市の本光明寺が移って二つの寺が復興した、明治の廃仏棄釈の歴史を物語るような寺であるようです。

ちなみに本尊の弘法大師坐像は元の勝楽寺の本尊、重文指定されている十一面観音立像は、元は本光明寺の安置仏だったそうです。