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復刻版表紙
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復刻版奥付け

 極楽寺では平成21年に中川住職が復刻出版された大正時代に編纂された「大和北部八十八ヶ所ご詠歌」を見せていただき、販売もされているとの事でしたので、一冊購入させてもらいました。

 昭和49年に制作された「大和北部八十八ヶ所霊場道順」という一枚ものの資料とセットで頒価800円でした。

 この本により大正時代と現在の霊場の入れ替えを確認出来、その当時の本尊も分かり、中宮寺以外の、ご詠歌が全て掲載されているのも貴重だと思いました。

 この本を携帯して巡礼すれば、お寺によっては、普段書かれない、ご詠歌の御朱印も書いていただけるのではと考えると私にとっては、とても役に立つ本だと思えました。
 大和北部八十八ヶ所の霊場巡拝をして御朱印集めをされる方には、大安寺でいただける「大和北部八十八ヶ所霊場巡拝道順」が一番、大切な道しるべになりますが、それと合わせて、この復刻版の「大和北部八十八ヶ所ご詠歌」を持ち歩かれると、江戸時代に始まった当初の姿も想像出来て、私の場合は自分に気合いを入れて巡拝が出来たように思います。

 前に紹介させてもらった奈良県立図書情報館所蔵の大正時代の御朱印帳を閲覧されて必要な部分を写真撮影されるのも御朱印の変遷が実感出来て、御朱印集めの楽しみが増えるように思えました。