東京国際映画祭 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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第25回東京国際映画祭は、10月20日から28日まで、六本木ヒルズを主会場として開催される。最高賞の東京サクラグランプリを競うコンペティション部門には、15作品が参加する。日本からは、奥原浩志監督の「黒い四角」と松江哲明監督の「フラッシュバックメモリーズ3D」が出品される。この賞の受賞作品には、5万ドルの賞金が与えられる。審査員は「天地明察」の滝田洋二郎監督らが務め、審査員長はアメリカの映画製作者、ロジャー・コーマンさんである。結果は最終日に発表される。

8月にAKB48を卒業した前田敦子さんは、9月20日に都内で行われたTIFF(東京国際映画祭)の記者会見に出席した。彼女は今回の映画祭でアンバサダーを担当する。前田さんは、「25回おめでとうございます。すてきなお役目をいただき、本当に嬉しいです。生まれる前から開催されていたイベントで、とても緊張しています。映画が大好きで、一人で見に行くこともあります。ジャンルを限定せず、薦められたものは何でも見ようと思っています。」と述べた。先日は、黒沢清監督の映画「一九〇五」でトニー・レオンと共演することが発表され、国際的な女優として第一歩を踏み出すことになった。このようなすばらしいスタートを与えられたあっちゃんは、いろいろな役を演じられる演技派の女優になることを強く決意している。


五年前のTIFFの参加作品はわずか690本だったが、今回の映画祭には全部で1332本の作品が参加し、規模は過去最大級になる。オープニング作品に選ばれたのは「シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語」で、クロージング作品としては「人生の特等席」が上映される。台湾からの二作品「パンのココロ」と「光にふれる」は、アジアの風部門に参加する。中国は尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題で、政府関係者などが映画祭に出席できないが、監督や俳優たちは最近の情勢を見て、出席するかどうかを冷静に考えている。


この他、特別オープニング作品の「JAPAN IN A DAY ジャパン イン ア
デイ」は、リドリー・スコット監督の呼びかけに対して、12ヶ国から集まった8000あまりの映像をつなぎあわせた作品だ。この映画は、東日本大震災から一年経った2012年3月11日の日常生活をつづったものである。今年のTIFFには、世界の91の国や地区からさまざまな作品が集まった。今回の東京国際映画祭にも、大いに期待したいと思う。













(C)Tokyo International Film Festival

第25回東京国際映画祭 http://2012.tiff-jp.net/ja/ (日、英)