新作映画「ヘルタースケルター」 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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日本の芸能界で常に問題が絶えない強烈な個性の女優、沢尻エリカが、離婚騒動もまだ収束しないうちに新たな問題で関係者の頭を悩ませている。五年ぶりに主演する衝撃の映画「ヘルタースケルター」の上映が7月14日から始まるのだが、監督や出演者たちが盛大にプロモーションを行う7月5日のジャパンプレミアの前日に、彼女は突然身体の不調を訴えて欠席すると発表したのだ。

「ヘルタースケルター」は沢尻エリカの5年ぶりの最新作で、有名な女性カメラマンの蜷川実花が監督を務めた。人気漫画家、岡崎京子の同名の漫画を改編したもので、原作は第8回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞している。物語は、目と爪と耳とアソコ以外すべてを整形手術してモデルとしてトップに上りつめたヒロインりりこが、後遺症の悪化で心身ともに破滅に向かっていくというものであり、「美」を徹底的に追求すると同時に、次第に欲望のうずに巻き込まれて抜け出せなくなる悲劇を深く描いている。


ジャパンプレミアでは、沢尻エリカの謝罪をマネージャーがまとめたという手紙を司会者が読み上げた。その内容は、「その場にいられなくてすみません。監督や共演者やスタッフに迷惑をかけただけでなく、ファンたちにも申し訳ない。悩みはいっぱいあるが、伝えたい気持ちもいっぱいある。早くみんなに会えるように、気持ちを立て直そうとしている。」というものだった。


沢尻エリカ個人の問題はたくさんあるが、映画に対する彼女の情熱にはすばらしいものがあり、それは疑うことができない。彼女は、原作と役柄を非常に尊重しており、演じるからには作品の世界観を忠実に再現しなければならない、自分の演技がどのように原作に近づけるかが映画の成否を決定するだろうと語っている。明日の初日に、彼女は登場することができるだろうか?本人が真実を語るまでは、すべての事実は神秘のベールに包まれており、そのことがこの作品の話題性をいやが上にも掻き立てている。













(C)2012「ヘルタースケルター」製作委員会

「ヘルタースケルター」公式サイト http://hs-movie.com/index.html