タレントから企業家へ | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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タレント出身の大原かおりさんは、16年前に芸能界デビューをし、バラエティ番組にもCMや雑誌にもよく登場し、あらゆるジャンルで活躍していた。笑顔が可愛い大原さんは、無類の動物好きで、現在はタレントとしての仕事だけでなく、犬用品の有名ブランド「Otty’s
World」の代表兼デザイナーでもあるのだ。自ら企画やデザインをするだけでなく、「銀次社長」と一緒にすてきなグッズを使って、人と犬との親しい関係を生き生きとしたイメージで表現している。

知らない人が聞いたら、「銀次社長」は大原さんの会社のパートナーだと思うだろうが、実は彼は柔らかな巻き毛を持ったクリーム色のトイプードルである。子供の頃、大原さんの家は青果店で隣は肉屋だったので、衛生上の問題で大好きな犬を飼うことができなかった。休日になると、犬を飼っている親戚の家に行って犬と散歩したり餌をやったりして、一緒に遊んで眠ったのだという。その時祖母が、犬を散歩させるのは飼い主が楽しむ時間ではなく犬が楽しむ時間だから、いつもきちんと犬を見ていなければならない、社会にはルールがあるから他の人に迷惑をかけないように犬をしつけなければならないと教えてくれた。祖母のこの話は大原さんに深い印象を与え、十数年前に青果店が閉店した時に、ついにこの可愛いトイプードルを迎えたのだった。大原さんは「銀次社長」をきちんとしつけ、銀次社長のおかげでたくさんの人と知り合った。「銀次」という名前を大原さんはとても気に入っている。この名前は、彼女のお姉さんが子供につけようとして家族全員に反対されたものだったのだ。愛犬はオスなので強そうな名前をつけたくて、友だちの薦めを聞いて、大勢の人の人生を背負う存在である、「社長」という言葉を付け加えた。


大原さんは、「銀次社長」という家族ができたのをきっかけに、7年前にOtty(オッティ)という犬用品のブランドを立ち上げた。現在Ottyは世界に向かって、活動範囲をどんどん広げている。犬は人間に従順で非常に可愛い動物だが、犬の可愛い面だけを重視していては真の意味で人と犬との共生を実現することはできない。一つの生命と真剣に向き合って、毎日お互いに生活の中で幸福を感じること、それがOtty’s
World社の目標である。穏やかな毎日の中で温かさを感じ、命をいつくしむ毎日。スターとして、愛犬家として、大原かおりさんは常に努力を続けている。













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