もしピカチュウと一緒に過ごす三日間を与えてもらったら、一日目はピカチュウを農場に連れて行って大好物のトマトを摘んで食べさせたい。二日目はウォーミングアップに連れて行きたい。ピカチュウは身長わずか40センチだが、凝縮されたエネルギーを持っているので、彼にとって走り高跳びなどは朝飯前だろう。三日目はニンテンドーDSを持ってソファに坐り、ピカチュウに得意の電気ショックとサーフィンを教えてもらい、どんな色のモンスターボックスが好きか聞いてみたい。ピカチュウの外形は華やかではないが、明るく可愛らしい姿と、忠実で賢いところが人気のある理由だろう。今年の夏、この可愛いポケットモンスター「ピカチュウ」が日本の大地を元気に走っているのを、もうご覧になっただろうか? 「ポケットモンスター」のキャラクターが描かれた新幹線が、JR東日本によって運行されている。列車は「スマイルエクスプレス」と名付けられた。東日本大震災の被災地の子供たちに笑顔を届けるために、一部の東北新幹線で9月25日まで運行されているのだ。地上を走るピカチュウがいるのに、空を飛ぶピカチュウがいなくては寂しい。全日空(ANA)では、東京の羽田と北海道の札幌を結ぶ飛行機に、ポケットモンスターの絵を描いて、被災地の子供たちが空からの贈り物を見てくれるように願っている。 見るだけではつまらないという人は、JR北海道が提供する「ポケモン調査隊2011」(7月30日~8月21日)に是非参加してほしい。「ポケモン調査隊」は、まず「調査指令」をもらって、指令に基づいて四つの駅で調査を完成させるイベントだ。途中に小樽駅、千歳駅、新札幌駅など16の駅があり、終点は札幌である。ちょっとした大冒険のようなイベントだ。 東日本ではピカチュウを迎えてにぎやかだが、九州でもピカチュウが登場して、みんなが楽しい夏を過ごしている。JR九州が開催する「ポケモンスタンプラリー」は、7月16日から8月31日までである。このイベントのために特別のおとな切符(12歳以上)1500円とこども切符(6歳~12歳未満)750円を売り出している。この切符は当日に限り乗り放題となるので、それぞれの目的の駅でスタンプを集めるのに便利である。スタンプを集めると、ポケモンのオリジナルグッズがもらえる。ディズニーランドは世界各地にあるが、近い将来に、お客さんがポケットモンスターと一緒に楽しめるテーマパークが世界の注目を集めるようになれば嬉しいと思う。 |
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