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U-NEXTで映画『ジャック・サマースビー』を鑑賞しました。1990年代の映画ですが米国南北戦争直後という時代背景のせいか古さはまったく気にならず、むしろ今の年齢になってこそ楽しめる一本に感じました。ひらめき

さらにこの映画には、実際の“なりすまし事件”が存在します。ここでは映画の見どころと実話の背景を合わせてご紹介します。ニコニコ


映画『ジャック・サマースビー』感想と歴史的背景(マルタン・ゲール事件

あらすじ
(ややネタバレ含みます)


舞台は19世紀半ば、南北戦争終結直後のテネシー州。出征していた地主ジャック・サマースビーが、6年ぶりに突然帰還します。無気力


村人たちは「戦死した」と思い込んでいたため、喜びつつも、妻ローレルにはやや戸惑いが浮かびます。というのも、ジャックの生前(?)家庭は冷え切っており新しい恋人のような存在もいたから。


ところが、戻ってきたジャックはまるで別人のようにコミュ力改善、そして働き者。ニコニコ

冷え込んでいたローレルとの仲も次第に温まり、村の暮らしも改善されていきます。


しかし、あちこちで垣間見える「別人ぶり」から

“彼はジャックではない?” と疑う声が出始めます。


やがて物語は法廷へ。

ジャックと妻ローレルは究極の二択を突きつけられることに。物申す


ネタバレになりますが、その二択とは――

1. 偽物であることを白状し命だけは助けてもらう代わりに、ジャックとしての人生を捨てるのか?

2. ジャックとして生きた時間を守るために、本物のジャックが負っていた罪を被って死刑を受け入れるのか?


妻ローレルは必死に命だけでも救おうとしますが、ジャックは“詐欺師としての元の人生”に戻ることを拒み、ジャックとして処刑される道を選びます。


重い選択ですが、その背景を知るとさらに考えさせられます‥





背景の実話〜マルタン・ゲール事件〜


この映画は、16世紀のフランスで実際に起きた「マルタン・ゲール事件」を下敷きにしていると言われています。


裕福な農民マルタンは、家族との揉め事で出奔し行方不明に。

ベルトランドは未亡人として暮らしていましたが、8年後に夫が帰還。

以前のマルタンとは違い、働き者で温かい人物に変貌しており、夫婦関係も良好に。


ところが親戚が「こいつは偽物だ!」と疑い3年後に裁判へ。

ベルトランドの「夫であることに違いない」という強い証言のおかげで一度は本人認定されるのですが――

判決直後に本物のマルタン本人が帰還。


結局、偽マルタンは詐欺罪姦通罪で処刑されてしまったという、非常に劇的な事件。

1980年代にはジェラール・ドパルデュー主演の『The Return of Martin Guerre』として映画化もされています。





 

感想(実話に寄せて)

夫が本人かどうか……さすがに
驚き妻ベルトランドは早い段階で薄々気づいていたのではと感じます。
ただ当時、未亡人が生きていくのは厳しい時代だったでしょうし、戻ってきた“夫”が、前より優しく働き者で、家族に温かい人物だったとしたら――「このままでいてほしい」と思ってしまったとしても責められない気がします。

映画では本物の夫は既に死亡していて裁判に登場しませんが、実話では判決直後に本人が帰ってくるという衝撃の展開。

ベルトランドの気持ちを想像すると胸が痛みます。赤ちゃん泣き


そして、写真もない時代とはいえ、

8年離れていても背格好が似ていれば“別人が夫として三年間暮らせた”というのは驚き。驚き
福士蒼汰と中川大志的な⁈


そして“別人の人生を生きた人”は他にもいたと思いますが、マルタン・ゲール事件が特別なのは
やはり被害者とも言える妻が全力で庇ったところ。

偽物の夫を夫だと証言したのは、妻の愛だったのか‥
切ない史実です。


 

感想(映画)

ローレルを演じるジョディー・フォスター、若い頃はこんなに透明感があったのかと改めて感心!
そしてリチャード・ギア若い頃の私は「イケメンなのか?」と失礼ながら常々思っていましたが、改めて見返すと品の良さ、人間的な温かみ、ちょっとした影のようなものが絶妙に混ざった“唯一無二の魅力”がありました。指差し

年齢を重ねてからわかる良さ、というものかもしれません。ひらめき


秋の夜長にしっとり浸れる一本です。ぜひ見てみてください。


★最後までお読み下さりありがとうございましたニコニコ


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