まだマスコミの小保方さんいじめが続いています。この事件の今までの経過で誰がいけないのかの整理をしてみます。
今回の出来事で最も悪いのは、マスコミと理化学研究所の小保方さんの上司笹井芳樹副センター長と、それに肉薄して、山梨大学の若山照彦教授でしょう。
今回の発表に関して、若輩の小保方さんが記者会見をしようと提案したはずがありません。笹井副センター長と理化学研究所の幹部たちです。研究論文に掲載された物でも、その後それが間違いであったなんてざらにあるのです。それなのに、専門家による科学的検証がまだ済んでもいなのにマスコミが大騒ぎして持ち上げた。
間違った結果を投稿しても、その科学者は責められません。何故なら、自他ともに認められている科学者なら、自分でも間違った結果を発表した経験があるからです。そんな経験をして行くうちに一人前の科学者に成長して行くと言っても過言ではありません。だから間違った論文を書いても誰も批難されません。ただ忘れ去られて行くだけです。
ところが、良からぬ噂が立ちはじめたら、マスコミは慌てて自分たちの保身に走って、小保方さんを悪人に仕立てて血祭りのリンチを仕始めた。だからマスコミは悪人です。
一方、上司や大学の先生は若輩を指導して来たはずです。だから、皆がやっていると言う理由で若輩が罪の意識も持たずに拙いことをやりそうになったら、上司や大学の先生方が指導して、誤解されないように導くのがその方たちの義務です。その義務を怠った場合、責められるのは指導された者ではなく、指導した者です。
上司も先輩の先生も自信があったから論文の共著者になり、記者会見もやったのです。だから、素人のマスコミの攻撃にあったり、あるいは他の学派の専門家達からイチャモンが付いたときに、矢面に立って小保方さんを擁護するのが共著者の上司や先生方の役割であり、義務でもあるのです。それなのに、怖じ気づいてしまい、尻尾をまいて自分の保身で汲々として小保方さんを見殺しにするとは、倫理観の全く欠如した卑怯な臆病者です。
さらに、もし博士論文に問題があるとしたら、世間知らずの若者を指導した指導教官に全責任があります。そんな指導を受けた若者は被害者なのです。
ですから、今後どのような事実が出て来ようが、小保方さんは運の悪い被害者であり、その状況に導き、さらに自分たちは頬冠りして、小保方さん一人に責任をなすり付けているマスコミや上司や大学の先生が大悪人の加害者なのです。