世界の環境が破壊されている…今の現状をご存知でしょうか。
自然環境、例えば竜巻・台風・集中豪雨・地震・津波・森林火災・砂漠化・海水位が上がることによる浸食や海水温度の上昇、永久凍土や氷河が溶け続けるほどの気温上昇など、誰もが耳にするほどになりました。
気付いていますか?
今現在の部屋の湿度は、20年前と違います。
どれほどか…
20年前、部屋の湿度は平均52度ほどでした。
現在は特に乾燥する冬期間、部屋の湿度は32度なのです。
この20度もの湿度差をどのように考えますか?
ここ数年、加湿器の売り上げが上がるわけです。
このような話をすると笑い飛ばす方がいますが、この差は笑い事でしょうか…
洗濯物を部屋に干しても、以前の湿度まで届きません。
ここは雪国ですが、夏にはどうなるのかと言えば逆に湿度は上昇します。雪国ですし夏の季節は比較的快適と言いますか、肌寒いくらいの地域です。
夏の湿度、部屋のことだけではありません。
15年ほど前、この地域に見たことのない植物が生えはじめます。
それは『シダ』。
この植物は湿気のある地域に、南国にある植物です。
温度と湿度の変化どころではない、とてつもない変化が起こっていることがわかります。
恐ろしさを感じませんか?
日本の冬、この地域より暖かい場所で今起こっている現実に『ひまわり』が咲いているというニュースを見ました。
インタビューを受けているその方は笑顔でしたが、恐ろしい現実があります。
この地域でも、12月に『たんぽぽ』が咲いていました。それは、恐ろしい光景です。
そして更なる雪不足となっています。
この現実は、自然現象と言って済むことでしょうか。
今、オーストラリアで起こっている森林火災は4ヶ月も燃え続け、北海道の面積を超えたと伝えられています。
これほどの範囲を焼けば、それほどの二酸化炭素が出るのでしょう…もし、民家なら燃えるものにより有害ガスも出ます。
森林ですから、木々が失われましたがこの木々は空気中の二酸化炭素を酸素にかえるという重要な役割を果たしてくれる尊い生命でした。
北海道ほどの面積にあった森林が、どれほどの空気を浄化していたのかを思うと、更に二酸化炭素が増すことになります。
世界は今、二酸化炭素削減について言葉にはしますが何か動いている様子はほとんどないのです。
何よりもこの犠牲になっているあらゆる動物、生物の生命(いのち)このあらゆる生命の役割も忘れてはなりません。
この尊い生命たちが生きることによってこれまであった食物連鎖について考えてみてください。
例えばある一種が絶滅したとき、その役割をいったい誰が引き受けるのでしょうか。これは人類が取って代わることができません。
壊された自然体系を、人間でなんとかしようなどと…例えば技術でという愚かな考えではこの世は救えません。
なぜなら、自然の摂理に逆らった上に自然界を動かすことは出来ないからです。
これまでの自然破壊は人間が起こしたものです。
これは『人災』です。
人間の責任なのです。
壊された自然環境を元に戻すことが、人間の責務となりました。
それが出来なければ、人類の明るい未来はありません。
天壌無窮…あらゆる生命を育む地球を愛しています。
