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笑韓しながら世界経済について勉強中。晴れた日はランニング、雨の日は読書が趣味なオッサンです。

「戦狼外交」やめられぬ中国 対外強硬、国内を意識

 

 分岐点の中国 共産党100年

 

 5月、中国人民解放軍陸軍は台湾上陸を想起させる攻城戦の訓練を実施した。敵を想定した「藍軍」が守る市街地を、「紅軍」がドローンやロボットなど人工知能(AI)を使った最新兵器も駆使して攻め落とす。攻城戦の様子はインターネットで公開された。台湾を威嚇すると同時に、軍の実力を国内にアピールする狙いは明らかだった。

 香港では中国共産党に批判的な論調で知られた日刊紙、蘋果日報(アップル・デイリー)が6月24日、廃刊に追い込まれた。香港国家安全維持法を盾に編集幹部を逮捕し法人資産を凍結した強引な手法に、7月1日の結党100年式典を前に異論を排除する習近平(シー・ジンピン)指導部の強い意向がにじむ。

 

 習国家主席は5月末の党の集団学習会で「愛される中国」をめざすよう指示したが、他国を威圧的な言動で挑発する「戦狼外交」は世界各地でやまない。最高実力者だった鄧小平氏が唱えた「韜光養晦(とうこうようかい、爪を隠して力を蓄える)」戦略は過去のものとなった。高圧姿勢は米国だけでなく欧州連合(EU)でも反発を招き、投資協定が宙に浮くなど実害も生んでいる。

 それでもなぜ強国路線を変えられないのか。背景には今の中国が内に抱える「弱さ」がある。

 

 

 経済成長の鈍化で所得は年々増えにくくなっている。民間企業の平均年収の伸びは習指導部が発足した2012年の17.1%から20年には7.7%に低下した。特にあおりを食っているのが若者だ。都市部の失業率は5%台で推移するが、16~24歳に限ると5月時点で13.8%と3年前より4ポイント超も上昇した。

 

 土地開発に偏った景気対策を繰り返した結果、不動産価格の高騰も止まらない。中国のシンクタンク、如是金融研究院によると住宅価格が年収の何倍かを示す数値は6月時点で広東省深圳(58倍)や北京(56倍)、上海(46倍)などが突出し、9~14倍の東京やニューヨークを引き離す。

 親が住宅を持っていないかぎり、大都市で一生働いても家を手に入れる夢はかなわない。若者の間にはあきらめが広がり、ネットでは「寝そべり族」などの言葉もはやる。中進国から脱する前に人々は成長へのインセンティブを失おうとしている。

 

 22年秋の共産党大会で3期目を確実にしたい習氏にとって、庶民の不満の高まりは政権の足元を揺るがす兆候に映る。対外強硬路線は求心力維持に手っ取り早い手段だが、ナショナリズムを過度に鼓舞すれば制御できなくなる危うさもはらむ。分岐点に立つ中国にどう向き合うか、世界は選択を迫られている。

 

 

 中国の戦狼外交なんて、今に始まった話でもないので興味はないのですが・・・

 

>住宅価格が年収の何倍かを示す数値は6月時点で広東省深圳(58倍)や北京(56倍)、上海(46倍)などが突出し、9~14倍の東京やニューヨークを引き離す。

 

 この数字には驚愕!

 

 プギャ━━━━━━m9(^Д^)━━━━━━!!!!!!

 

 なんと、主要都市の住宅価格が年収の50倍以上!

 

 年収500万円だとして、東京だと平均7千万円ぐらいなのに・・・(これでもかなり高いけど)

 

 深圳や北京だと、平均3億円!

 

 これでは庶民には手が出ませんなぁ~。

 

 その上、若者の失業率は15%。

 

 韓国も同じような状況だけど、若者の不満が溜まるだけでなく、やる気が起きない寝そべり族が蔓延する国になりつつあるようですw