安倍首相:衆院解散を表明、消費増税は1年半延期-12月選挙へ

安倍首相は4月に8%に引き上げた消費税を再増税すると個人消費を押し下げ、デフレ脱却が「危うくなる」と指摘。その上で、「税制において大きな変更を行う以上、国民に信を問うべきである」として、衆院を解散する考えを示した。増税を再延期する可能性は否定した。衆院選で自民、公明両党で過半数を維持できなければ「退陣いたします」と明言した。
これに先立ち、首相は経済財政諮問会議で甘利明経済再生担当相らに対し、地方の活性化などに重点を置いた経済対策の策定に向けた準備を進めるよう指示した。会見では消費増税延期のための法案や経済対策のための補正予算案を来年の通常国会に提出する方針も明らかにした。
消費税増税は民主党政権時代の2012年、民主、自民、公明の3党が合意。5%だった税率を14年4月から8%、15年10月から10%に段階的に増税する計画だった。内閣府が17日発表した7-9月実質国内総生産(GDP)の速報値は年率換算で1.6%減と2四半期連続のマイナス成長となり、景気の先行きが不透明となっている。
奥村準明治大学国際総合研究所客員研究員は、GDPの悪化は野党が安倍政権を攻撃する材料になるものの、アベノミクスに代わる積極的な政策を打ち出せるかどうかに疑問符がつくことや投票率の低下も予想されることから、与党側が議席を大きく減らす可能性は低いとの見方を示した。
消費増税の1年半延期は、首相の経済政策のブレーンである本田悦朗内閣官房参与や自民党の山本幸三衆院議員らが主張していた。自民党内では税制調査会の幹部などから予定通りの実施を求める意見が出ていたが、早期解散の流れが強まる中、自民党の野田毅税制調査会長は14日に増税延期を容認する考えを表明していた。
民主党など野党側は消費増税延期と衆院解散が現実問題として取り沙汰されるようになった先週以降、安倍政権が進めてきた大胆な金融政策などを柱とする経済政策「アベノミクス」が失敗したため、消費増税延期に追い込まれたとの主張を繰り返してきている。
民主党の海江田万里代表は17日の記者会見で、「消費がこれだけ落ち込んでいる状況では来年の10月から消費税を上げる環境にない」と言明。維新、みんな、生活など他の野党も増税凍結を求めていることから、消費増税延期で「国民の信を問う大義名分はない」と早期解散を批判していた。
安倍首相は記者会見で、アベノミクス批判について「ではどうすればいいのか、具体的なアイディアは残念ながら私は一度も聞いたことがない」と反論。「私たちの進めている経済政策が間違っているのか、正しいのか、本当に他に選択肢があるのかどうか。この選挙戦の論戦を通じて明らかにしていく」と語った。
自民党の選挙対策に詳しい関係者2人は先週、衆院選は「12月2日公示-14日投開票」の方向で調整していることを明らかにしている。
早期の衆院解散をにらみ、自民党は14日、政務調査会の会議を開き、選挙で掲げる政権公約と経済対策の取りまとめに着手している。稲田朋美政調会長は同日付の文書で円安やエネルギー価格高騰対策などで具体的な施策を提案するよう各部会長に指示した。
伊藤元重東大大学院教授ら経済財政諮問会議の民間議員は4日の会合で、今後の経済対策について「子育て・就業支援等のサービス給付や商品券等の発行といった家計に直接働きかけ、即効性を持つ施策を中心に講じるべき」と提案する文書を提出。山本幸三氏が会長を務める自民党の議員グループ「アベノミクスを成功させる会」も18日、首相に3兆円程度の「懐を温める」経済対策の実施を求めた。

つまり、海江田クンが言っている「アベノミクスは失敗ニダ!」という発言は、自分たちの失敗を棚に上げての発言となる・・・
ブーメランと言えば「ミンス党」だが、今回も見事にブーメランはキミは額に突き刺さるのだよwww
まあ、ご覧のとおり、今回のGDP減少の主犯は消費税率引き上げであり・・・
>消費税増税は民主党政権時代の2012年、民主、自民、公明の3党が合意。5%だった税率を14年4月から8%、15年10月から10%に段階的に増税する計画だった。

見事に経済停滞を引き起こしたのは、どこのどいつだ!!
結局、アベノミクスで公共投資が拡大することで、住宅投資や設備投資が改善したではないか!
アベノミクスを批判するなら、具体的にどんな政策を進めるのかきちんと説明しやがれ!
はっきり言わせて貰うなら、
「アベノミクスが失敗したわけではない!消費税率引き上げが失敗だったのだ!」
3党合意で引き上げを決定し、その上で現在の安倍政権は誕生した・・・
その安倍政権は、消費税引き上げは失敗だったのだから、国民の審を問うことは間違いではないのだ。
このような客観的な事実をもとに、有権者には賢明な判断をしてもらいたいものだな。