今回の2泊3日の旅行で得た事。
それは、
癌の事を一切忘れて過ごせた事。
癌を宣告されてから
延命治療です。
と言われてから
旅行に来るまで
癌を忘れたことは一度も無かった。
死を感じない日なんて一度も無かった。
毎日毎日癌は頭のどこかにいて
毎日毎日死がまとわりついていて
私は癌でもう助からない人になっていた。
きっと治ると思い
諦めてはいないけど、
もう長くはないんだろうと
思う自分もいて
どこか痛いとメンタル
一気にマイナスに引っ張られるし、
ポジティブになる事さえ
無理矢理だなって思う時もあった。
けど、館山にきて
家族と話したり、波の音を聞いたり
子ども達の遊びを見てたり、
山の緑を感じたり
空の青さを眺めたり
夕日のオレンジに感動したり
星が綺麗に輝いていて
空気は美味しい。
食事を制限せず好きなもの食べたり
太陽の光を浴びたり
自分のペースで、ゆっくり過ごしていたら
いつのまにか癌の事を忘れていた。
死の事を忘れていた。
普通の人に戻れた時間だった。
普通って気持ちがいい。
普通って心地がいい。
普通って最高。
普通って有難い。
普通って幸せ。
普通に出来る事に感謝した。
ありがとう。普通。
ありがとう。何気ない事。
ありがとう。館山。
ありがとう。自分。