韓国ドラマ 「宮 ~Love in Palace」に魅せられて

韓国ドラマ 「宮 ~Love in Palace」に魅せられて

韓国ドラマ「宮」の続きを妄想しています。

主人公シン君ことチュ・ジフン君&チェギョンことユン・ウネさんの情報もちょこっとご紹介しています。
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  ドキドキ SweetHome in Palaceへ ようこそ ドキドキ
















$韓国ドラマ 「宮 ~Love in Palace」に魅せられて





韓国ドラマ「宮」が大好きで、ドラマの続きを、妄想して書いてます。





物語のタイトルは「SweetHome in Palace」


マカオでの二人だけの結婚式から物語りは始まります。


では、よろしくお願いします。




※ここは、あくまでも創作物語ですので、


シン君&チェギョン=ジフン君&ウネさん


同じと思われないよう、よろしくお願いします。





※こちらは個人のブログです。


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~更新情報~


Yahooブログ「宮に魅せられて」


ラブラブSweetHome in Palace Ep.76 披露宴  連載中 NEW






※ジフン君とウネさんの情報は掲載しますが、二人に関する妄想は、アメンバー公開とさせていただきます。


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シン     :「今日は、仲直りのセレモニーだろ?」

 

チェギョン :「セレモニーといえば・・・。大韓民国!チャッチャッチャチャチャ」

 

そういいながら、チェギョンはシンの部屋を出て行きました。

 

しばらくして・・・。

 

シン    :「とんとん・・・。」

 

チェギョン :「シン君?!どうしたの?」

 

シン    :「・・・お腹がすいた・・・。」

 

チェギョン :「え?!お腹がすいたの?」

 

シン    :「今日は朝から何も食べていないし、さっき、もどしちゃったし・・・。」

 

チェギョン :「でも・・・、食べるものなんてここにないわよ・・・。コン内官は?」

 

シン    :「ラーメンが食べたい。」

 

チェギョン :「は?ラーメン?インスタントの?」

 

シン    :「卵入り辛ラーメン・・・。」

 

チェギョン :「ここ(宮中)にそんなのあるの?」

 

シンは、しらないというように頭を横に振りました。

 

チェギョン :「もう・・・とにかく、コン内官に聞いてみるわ。」

 

チェギョンは、携帯で、コン内官に電話しました。

 

チェギョン :「もしもし、コン内官?チェギョンです。ちょっとお聞きしたいんですけど、ラ
        ーメンってありますか?
        ・・・えぇ、シン君がお腹がすいたから食べたいって・・・。
        えぇ・・・わかりました。待ってます。」

 

チェギョンは携帯を切りました。

 

チェギョン :「とにかく、今来てくれるから・・・。
        どうして、ラーメンなの?まったく・・・。」

 

チェギョンはあきれていました。
シンは、お腹を押さえて、うつむいています。

 

コン内官  :「殿下、何か召し上がりたいと・・・・。何を?」

 

シン    :「ラーメン・・・。」

 

コン内官  :「ラーメン?」

 

チェギョン :「ほら、ラーメンなんて、ないのよ・・・。」

 

コン内官  :「卵入りのですか?」

 

チェギョン :「え?!どうしてコン内官が知っているの?私が作ったラーメン・・・。」

 

コン内官  :「タイで、殿下が食べたいとおっしゃって・・・」

 

シン    :「あれなら、すぐに出来るだろ。お前が作れるくらいだから。」

 

チェギョン :「何よ!あれはあれで、難しいのよ!水加減とか、タイミングとか・・。
        そんなこというなら、自分で作れば!」

 

チェギョンは、ぷいっとそっぽを向きました。
シンはしまったという顔で、うつむきました。

 

コン内官 :「妃殿下様がおつくりになるラーメンは、美味しいのでしょうね。
       殿下もお気に召していらっしゃるようです。
       もう、料理人もおりませんので、殿下のために、お願いできませんか?」

 

シンは、顔を上げて、コン内官をみました。
コン内官は、優しく微笑んでいました。

 

チェギョン :「コン内官のお願いなら、聞かないわけにはいかないわ。」

 

チェギョンは、シン君の人形にむかって言いました。

 

チェギョン :「私が作った、ラーメンが食べたいなら、素直に作ってくれって、言えばいい 
        のに!まったく!」

 

シンは嬉しそうに微笑みました。

 

チェギョン :「ところで、肝心のラーメンってここにある・・・?」

 

チェギョンはコン内官に聞きました。

 

コン内官 :「はい、妃殿下様、先日中国の大使から頂いたものが・・・。」

 

チェギョン :「え?!違う違うわ。
        インスタントラーメンよ。鍋一つで作れるやつよ。」

 

コン内官 :「インスタント?」
 

 チェギョン :「はぁ~・・・、コンビニなら売ってるのに・・・。」
 

 コン内官 :「今から出かけられるのは、おやめください。」

 

シンはうつむいたままでした。
 

 コン内官 :「殿下、他のもので・・・。」

 チェギョン :「そうだ!ちょっと待って!携帯携帯!」
 

 チェギョンは、携帯をかけました。

 

チェギョン :「もしもし、お父さん。私、チェギョンよ。
        そうそう、それより、休憩室にラーメンある?
        辛ラーメンよ、辛・ラー・メ・ン!
        あるの?!
        わかった。ありがとう。うんうんじゃぁあね。」


 

チェギョンは携帯を切ると、得意そうにシンに言いました。


 

チェギョン :「シン君!待ってて!!とびっきり美味しいの作ってあげるから!
        コン内官、行きましょう!」


 

チェギョンは、コン内官を従えて、部屋を出て行きました。

シンは、フラフラと自分の部屋へ戻っていきました。

シンはアルフレットとチェギョンを待つことにしました。

 

しばらくして・・・

 

チェギョン :「コン内官、早く早く!伸びちゃう・・・。」

 

コン内官  :「妃殿下様、ちょっとお待ちを・・・。」
 

チェギョン :「シン君~。お待たせぇ~。」

 

チェギョンと、コン内官が、ワゴンにラーメンとご飯を乗せて、戻ってきました。

 

チェギョン :「さぁ、シン君!召し上がれ!」

 

『ぐぅ~』

 

チェギョン :「やだ、シン君、お腹がなってるぅ~。」

 

シン    :「チェギョン、早く・・・。」

 

チェギョンは、テーブルにラーメン、そして、シンに箸を渡しました。

 

シン    :「いっただきま~す。・・・ズルッ、あつ!」
 

チェギョン :「シン君、熱いから、気をつけて・・・。おいしい?」

 

シン    :「よく言うだろ、『空腹は最高のスパイス』って!
        お腹がすいてたから、何でもおいしい!」

 

チェギョン :「は?なんでもって・・・。食べたいってあんなに言うから作ってあげたのに!
        なによ!!」

 

チェギョンは、フンとそっぽを向きました。

 

コン内官  :「殿下、今までは、食べたいものを伺うと決ってドーナツでしたのに・・・。
        やはり、妃殿下様の作られた、愛情いっぱいのラーメンは美味しいですか?」

 

チェギョン :「ドーナツ?」

 

チェギョンは、ヒョリンが作った、美味しそうなケーキを思い出しました。

今までは、ヒョリンが作ったドーナツだったのかと思うと、チェギョンは寂しくなりました。


 

2.ドーナツ 

 

 

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シン    :「母上が得意なんだ。」

チェギョン :「え?皇后様が?」

シン    :「あぁ・・・。父上、ドーナツが好きだから・・・。」

チェギョン :「へぇ・・・、そうなんだ。」

シン    :「懐かしいなぁ~。輪のドーナツが食べたくて・・・。」

【ズル・・ズル】

チェギョン :「食べるか、しゃべるかどっちかにしてよ。

        ところで、ドーナツって輪でしょ?」

シン    :「ドーナツって、円をくりぬいて作るだろ。
        僕と姉さんはくり抜いた丸いドーナツで、

        父上が輪だったんだ。」

チェギョン :「へぇ・・・、どうしてかしら・・・。」

シン    :「食べやすいからって言っていたけど、父上がうらやましくて・・・。
        輪をがぶっと食べたくてさ。」

【ズル・・ズル】

シン    :「でも、一回だけ、父上が輪のドーナツをくれたんだ。

        嬉しくてさ~。」

チェギョン :「よかったじゃない。」

シン    :「よくない・・・。」

チェギョン :「どうしてよ。食べたかったんでしょ。」

シン    :「ちょっと目を放した隙に、姉さんに食べられた・・・。」

チェギョン :「ははは、残念だったわね。でもそうやって、たくましくなるのよ!」

シン    :「そうだ!お前も姉さんだったな。弟がかわいそうだ!」

チェギョン :「私はそんな意地悪しないもの・・・。優しいお姉さんですから!」

【ズル・・ズル】

シン   :「母上が、姉さんを怒ってさ、今度は輪を作ってくれるって言ったのに・・。」

チェギョン :「?」

シン    :「それっきり・・・。」

【ズル・・ズル】

チェギョン :「それっきり?」

シン    :「間もなくして、ここに来たから・・・。こんな夢さえ、叶えられないなんて・・・。
        だから、食べたいものって聞かれると、輪のドーナツって、ついな・・・。」

【ズル・・ズル】

【ぐぅ~】

チェギョンは、慌てて、お腹を押さえました。

シン    :「なんだよ。いい話だっただろ?腹の虫で相づちか?」

チェギョン :「なによ・・・、ドーナツの話を聞いてたら、食べたくなっちゃったのよ。」

コン内官  :「妃殿下様、もしかして、何も召し上がってないのでは?」

チェギョンは、頷きました。

シン     :「なんで?」

チェギョン  :「だって、心配だったんだから・・・。シン君落ち込んでたし・・・。」

シン     :「ほら、もう少ししかないけど・・・」

シン君は、ラーメンをすくうと、チェギョンの口元へ運びました。
チェギョンは首を横に振って、食べようとしません。

シン    :「なんで、食べないんだ?!
        食いかけが嫌なら、さっき、自分の分も作ってくればよかったじゃないか・・。」

チェギョン :「さっきまで、なんともなかったんだもん。
        それに、ラーメンって感じじゃない・・・。」

コン内官  :「妃殿下様、なにか、甘いものを持ってまいりましょうか?」

チェギョンの顔が、ぱっと明るくなりました。

シン    :「なんだよ!・・・コン内官、昨日もらったあれをチェギョンに。」

コン内官  :「でもあれは・・。」

シン    :「チェギョンの好物だ。僕にはいつものやつを。」

コン内官  :「かしこまりました。」

コン内官は、一礼すると、部屋を出て行きました。

チェギョン :「あれって、なに?」

シン    :「来てのお楽しみだ。ところで、このご飯は、なに?」

チェギョン :「ラーメンに入れるの。」

シン    :「!!ここに?」

チェギョン :「そう!騙されたと思って、食べてみてよ。」

 

シンは、疑わしそうにラーメンの中にご飯を入れるチェギョンを見ました。
チェギョンは、ご飯をすくって、シンの口に運びました。

 

チェギョン :「ほら!食べてみて!」

 

シンは、目をつぶって、口をあけました。
チェギョンは、シンの口にご飯を入れて、様子を見ていました。

 

チェギョン :「どう?」

 

シンは目を開けると、びっくりした顔をしました。

 

シン    :「おいしい!」

チェギョン :「でしょ!」

 

チェギョンはスプーンをシンに渡しました。
シンは、また、食べ始めました。
チェギョンは、そんなシンを見て、幸せな気分になりました。

 

3.勘違い