怪談とボートレース | ボートレースファン集まれ!鉄兵衛の部屋

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こんばんは⤴️
鉄兵衛です😃

今日はメルパルクホール東京へ稲川淳二の怪談ナイトに行ってまいりました❕
約1,000名の観客を話に惹き付け、時には笑いをも誘う稲川さん、とても魅力的でした✨
また、怪談は怖い話ばかりかと思いきや、温かくて涙が溢れそうになる話もありました😂
また来年も怪談ナイトに行こうと思います❗️


さて、今回のブログでは僕からも怪談を1つ😲

これはボートレースがまだ競艇と呼ばれていた頃の話で、生暖かい風が吹く夏の終わりの日のことでした。
ある競艇場の職員のAさんは、前検日の前日になかなか作業が終わらず、「早く終わらせて帰らないとなぁ。明日は前検なのに。」そんなことを仲間達と話しながら仕事をしていました。
そしてやっと仕事が終わり、時計を見るとすでに夜の12時近く。
仕事仲間と「お疲れ。お疲れさん。」などと声を掛け合い、Aさんが車で競艇場を出ようとした時、ふと、人の気配を感じました。
職場の仲間はすでに帰ったので、「こんな夜遅くに人がいるわけないよなぁ。」そんなことを思いながら暗闇をよくよく見ると、どうやら人がいるようです。
「見て見ぬふりをして帰ろうか。」と考えたものの、一声かけて帰ることにしたAさん。
車から降り、恐る恐る人影に近づいていくと、どうやら女性のようです。
さらに人影に近づくと、全身が白い服の髪の長い女性が立っていました。
Aさんは「あのー。どうしました?」と声を掛けると、女性は「選手は・・・」と、か細い声で聞いてきたものの、途中からが聞き取れず、Aさんは「はい?」と聞き返しました。
女性は「選手はどこから入りますか・・・?」と聞いてきたので、Aさんは「前検日にはこの門の先の扉から入りますよ」と手短に答えました。
Aさんはだんだん気味が悪くなってきたので「タクシーでも呼んで早く帰った方が良いですよ。」と言い、足早に車に乗り込みその場を後にしました。
バックミラーを見ると、女性がずーっとこちらを見ていて「薄気味悪いなぁ。まさか幽霊じゃないだろうなぁ。」そんなことを思いながら家路に着きました。
それから朝を迎え、昨日の女性のことが頭から離れないAさんでしたが、車を運転し職場の競艇場に着きました。
すると「ひいぃぃっ!!」と一人で車の中で悲鳴をあげたAさん。
目の前には、昨夜の女性が立っていました。
「やはり彼女は幽霊だったんだ・・・。」とガタガタ震えているAさんでしたが、女性をよく見ると花束を手にしています。
そして向かってきた選手に花束を渡し、サインをもらったり、カメラで写真を撮ったりしています。
どうやら彼女は前検の前夜から入待ちをする超熱烈な競艇ファンだったようです。
その彼女は今でもどこかのボートレース場に現れるとか、現れないとか。
この話を信じるか信じないかは貴方次第・・・。