月末の集金は、できるだけ徒歩を心掛けていますが、追い立てれれるような日々で中々ままならなかったのですが、今日は桐生の事務所近辺の読者のみなさん、歩いて回ることができました。約1万歩。車の移動では目にとまらない風景も飛び込んできます。今日は、冷たい北風の中、ビワの花がひっそりと咲いていました。こんな地味な花が初夏には鮮やかなオレンジ色の果実に変身するなんて、想像できませんね。

そのあとの整経屋さん(織物の前工程。機織りの経糸を整える仕事)の話は身につまされました。「安倍さんは物価上げるって?『緊急経済』何とか?おかげで円安で、輸入生糸が値上げになって大変だよ。あがったって価格に上乗せなんかできない。年金は下がるし。踏んだり蹴ったりだ」と。細々と営業続けている70過ぎの経営者のオヤジさん。午後2時過ぎでしたが「今日はもう仕事はやめだ」と半ばやけ気味。桐生の織物の産地を支えるこの人たちの声を安倍さん聞くべし!

希望ある未来を開く・渋沢哲男のブログ