windows版・戦国立志伝で、歴史イベントを作成して楽しんでいます。
イベント名:山中の猿
シナリオ:なし
繰り返し:なし
イベント概要:織田信長の慈悲。
結果:なし。
条件:発生年月1577年10月一致。
[ 内容 ]
背景表示:包囲網
BGM再生:一陣の風
美濃と近江の国境近くに、山中という所があり、そこに「山中の猿」と呼ばれる乞食がいた。
岐阜と京都を頻繁に行き来する信長は、これを度々見て哀れに思っていた。
背景表示:報告
天正三年(1575年)六月、信長は上洛の途上、山中の人々を呼び集め、木綿二十反を、山中の猿に与えた。
織田信長 「これを金に換え、この者に小屋を建ててやれ。また、この者が飢えないように毎年麦や米を施してやれ。」
と、村の者たちに語った。
山中の猿本人はもとより、その場にいた人々はみな感涙したという。
信長は、自分に敵対する者には苛烈を極め、家臣に対しても厳格であった一方、
立場の弱い庶民に対しては、慈悲深い一面もあったという逸話である。
以上、「信長公記」より。
ごきげんよう!