チッパー | ときどき通信

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折々の話題、世の中の動き、創作料理などじいじの思いつくままのお気軽エッセイ。

 相変わらずシャンクが・・・・。

で、コンペも近いので緊急対策としてチッパーを買う。

確かに、シャンクは出ないし、ポンとあがってコロコロ転がって・・なのだが、なんとなくセコイ気分。「これに頼ってゴルフ?」の心境だ。当日使うかどうかは分からない。


 庭の片隅の菜園?に種を蒔いた野沢菜がもう10センチほどになった。故郷の信州の野沢菜漬けはつとに有名だが、東京で果たしてうまいこと育つのか?


 子どものころは、11月、粉雪が舞い始める時季になると野沢菜を収穫、手の切れるような冷たい水で洗って、大きな桶に漬け込むのを手伝った。基本は塩漬けだが、ここに家によって隠し味の材料を加え、“我が家の味”を出した。私の家では乾燥させた柿の皮を加えた。

雪に埋もれた冬の間中、ほとんど毎食これが食卓に上る。飽きることなく食べた。

それは良いのだが、この漬物を納戸の桶から取り出してくるのが大変。桶には氷が張っているので先ず、氷を割り、そこに手を突っ込んで野沢菜を取り出す。これを誰がやるかで、毎朝兄弟でもめる。取り出しておくと味が落ちてしまうので毎食、食べる分だけとって来るのだ。


 信州のあの厳しい環境が作り出す数々の漬物の逸品。今や、幻になってしまった。