それは新聞の記事でも地方版の中のたった5行程の内容でした。


隣町の会館で週一回行われてる


「障がい児のダンスを開催している」
内容でした。


主催している方の連絡先が掲載されてました。

実は今までblogには掲載してないけど息子の「習い事」には失敗がありました。

王道的なサッカーや野球はするのは好きだけどチームを組んだりしては苦手な事でした。時には尻込みして見学する時点で逃げ出したり


なので
息子の野球やサッカーの相手は常に私


バドミントンも一時的に興味を示してましたが上手い子のスマッシュを見て挫折したり


スイミングは学校での顔付けで恐怖感を味わったり(水遊びは好きなのに)


スキーは季節限定だし……


そんな矢先に見つけた「記事」でした。


意を決して担当者に電話をすると快く受け入れてくれました


今のレッスン生は4人の女の子で6年生~19才でレッスンを受けてるそうです。


障がいの度合いも様々でダウン症だったり
ADHDだったり。
でも子供達は週一回のレッスンを楽しみにしてるとの事。


そして
講師の方も障がいの理解力もあり毎週わざわざ札幌から駆け付けて指導されてるそうです。


なので配慮や受け入れ体制も考慮しやすいとの事。


歌を唄ったり身体を動かすのは好きな息子なので無理なくできそうと思う半面、全員が女の子という環境下で息子はどう反応を示すかが不安でもありました。


昼過ぎに会場に着くと担当の方が私達を見つけてくれました。
挨拶をして


息子は端っこに(ホントに端っこ)隠れる様にしてました。


ダウン症の娘さんは「今日男の子くるって?どの子?何歳なの?早く会いたいな」と……

レッスン生には早くも好かれてる?息子ですが


当の本人は照れ臭いのか私から離れての行動でした。


時間になり
講師の方が見えられレッスン開始の前に息子の自己紹介をしました


バレエ教室みたいな鏡張りの練習場に生徒を並べての練習です。


講師の側で息子は真似をしながら手足を回したりジャンプしたりと案外とノリノリな感じ

3分もすると
「パパ、暑くなったから脱ぐわ」とトレーナーを脱いでTシャツになり再び講師の側に。

湘南乃風の音楽をバックに(曲名はわかりません…すいません)踊る「先輩」レッスン生はとても障がいがあるとは思えないダンスをします。


息子も負けじと前に出たりと覚えて間もない踊りをします。


キメのポーズでは女の子と肩を組みシャキッとキメた姿を鏡越しで見る息子は緊張しながらも笑顔を絶やさなかったです。


1時間程の「体験レッスン」は無事終了


正直
私は「今回もダメかなぁ」と不安感がありました。
それを講師の方も察してた様で
「まずはお父さんの不安を取り除くのが先かも。上達するかどうかはソレ次第ですよ」なんて


な~んて私の事を見透かされた感じです。
息子の将来像や出来ない部分ばかり目につきソレを不安に思い暗くなっていたかな

「自閉症と伺ってますが最初からココまで踊れるのは初めてですよ」との事。

更に
「信頼関係を得るのに厳しくなる部分あるかも。でも乗り越えて欲しいですね」

私もソコが大事と思ってます。
でも今日の体験レッスンを見る限り恥ずかしがる事も無くヘタバル事も無く


マズマズの結果になりました。


勝因は
少人数
幅広い年代層
そして講師との相性。

「楽しく」をモットーのダンス教室なので腕前は二の次。
発表会も年間で3回程度。


それでも息子が学校以外での場所で発揮できる「何か」を得るチャンスかもしれません。