今の様に発達障害と言う言葉すら無かった(と思う)私達の小学校時代(昭和50年代)学校

地域の子供達は皆が普通学級に通ってました。


しかし
5年生で初めて気付いたのですが、「特別教室」と言う存在を知りました。(今で言う支援学級)


普通学級とは離れた場所に位置する教室でした。


時おり大きな声が聞こえたり耳
子供心に学校の中でも異次元な教室。


どんな子が通ってたか…

唯一知ってた子は同じ学年(と後から知った)男の子。


いつも顔は黒ずみ身体が大きかった記憶があります。

当時は「協力学級」なんて言葉も無く。
その子は一日中「特別教室」で過ごす学校

音楽も♪
給食もナイフとフォーク
普通教室には顔を出さない。


行事も
運動会走る人
修学旅行電車
そして卒業式も…顔を出さない。


交流なんか無いから先生達も私達にはその子と接しない様にする。

休み時間にヒョコッとその男の子が私達の教室に紙飛行機を持ってきました飛行機
数人の女の子が男の子に話しかけようとした時。

先生は男の子を引っ張って去って行きました。

男の子はどんな障害があったかはわからないけど。
私達(同年齢)と接したい気持ちはあったのでしょうね。
当時の教育現場ではその様な子は「蚊帳の外」。
会わせない。
見せない。
教えない。


そんな風潮だったのでしょうね。

中学校は持ち上がりだったので大半が小学と同じ仲間。


でも…あの男の子の姿は居ませんでした。
今はどこで何をしてるかは不明です。


今。支援学級と名前が変わり協力学級と言うのもあります。

子供達には発達障害だろうが「仲間意識」があるのですね。


その証拠に社会的に発達障害が認められつつあります。あと10年20年後。社会はもっと受け入れ体制が整うかもしれません。

それは今の子供達には障害を受け入れる「気持ち」が小さい時からあると思います。
保育所や幼稚園時代から「障害児」を普通に見ているからでしょうね。