日本で唯一? 駅寝が可能な駅 (第四十一回) | テツ浪人の旅姿

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鉄道で全国を巡る記録です・・

[JR最長片道切符の旅 2010/10/20] [2度目のJR全線完乗 2014/01/01]               
(注)画像データは2011年以前のブログに関しては消去されています。

貧乏旅行では駅舎内で宿泊する人の話もありますが、鉄道会社としては

保安面からも認めてはいません。 私も他の乗降客の迷惑などを考えると、

駅寝はお勧めできないと思います。

しかし、函館本線比羅夫駅は駅舎が宿泊施設「駅の宿ひらふ」で、駅寝

が公認されています。

JR最長片道きっぷ」の旅では「駅の宿ひらふ」に宿泊したいと考え、乗車

列車も調整して比羅夫駅へと向かいました。

 

しかし、小樽駅を出発した後に函館本線の信号故障が発生した影響で、

余市駅長万部駅間の列車運行が休止してしまいました。

当初は夕方に比羅夫駅に到着する予定でしたが、運転再開後に乗車して

比羅夫駅に到着したのは20時を過ぎていました。

 

駅の宿ひらふ」には事前に予約を入れていましたし、駅内の放送で列車

運行のトラブルも宿には伝わっていたので、宿のご主人は列車到着を待っ

ておられました。

ホームに下りると直ぐに「駅の宿ひらふ」なので、改札を通る感じです。

ホームには「ひらふ名物・プラットホームで食べる炭火焼きジンギスカン

が準備されています。 遅い時間なので真っ暗となったホームで一人で

食事しました。 夕方迄到着していれば他のお客さんと食事が出来たの

ですが・・・(T_T)

当日は私以外には一人登山客が宿泊しているだけでしたが、旅行好きの

方で、鉄道にも興味が有り食事後は23時頃迄テツが行えました。

駅舎は昔の形のままで残っていて、元の駅事務所や2階部分を改装して

駅の宿ひらふ」となっています。 

駅前には民家も数軒程ありますが、駅の裏側は原野で羊蹄山姿も見ら

れる自然の多い場所です。

片面ホームで、駅舎のホーム側の駅名標は昔のままの感じです。

待合室にはベンチに時刻表などはあり、猫のしま太郎が住んでいました

が、2013年11月に旅立ってしまったようです。

元の駅事務室入口は「駅の宿ひらふ」の入口のドアが見られます。

駅の宿ひらふ」のロビー・談話室には鉄道関連のグッズや写真などが

飾られているので、テツには楽しい場所です。

セルフサービスでコーヒー・お茶は無料、アルコール飲料なども準備さ

れていますので、夜間は談話室でゆっくりと過ごせます。

ベットルームは相部屋で、ベットメーキングは行わなければなりません。

駅舎の横にログハウスのお風呂があります。 ランプの灯った大きな

丸太風呂です。 少々暗い中での入浴となります。

早朝、キハ201系が通過していきます。

 

駅寝と言っても民宿の宿ですが、夜間の最終列車が停車する音を聞く

ことも出来る駅舎内でのゆっくりと過ごせるので、函館本線に乗車する

時には再度宿泊したいと思っています。