2011年11月15日
平泉へは、東北本線に乗車し、平泉駅に到着します。
東北新幹線で一ノ関駅で下車し、電車・バスで訪問する方が多いでしょう。
平泉駅は、改装され新しく駅となっています。 駅前のポストの上には、中尊寺金色堂の
堂内具の国宝「金銅華鬘」のレプリカが乗っています。
駅前には、観光用にタクシーも多く待機し、バス停もあります。
早朝なので観光バスの運行前となっているので、毛越寺までは徒歩で向います。
徒歩10分程で到着できそうなので、駅正面より真っ直ぐむかいます。
8時30分 旧観自在王院庭園 着
徒歩で毛越寺に向かうと、毛越寺の前に、「旧観自在王院庭園」があります。
消失した、観自在王院の跡地で、浄土庭園の「舞鶴池」を中心に、史跡公園となって
います。
旧観自在王院庭園より、毛越寺の山門が見えます。 山門で拝観料500円を支払い、
寺院内の庭園を拝観します。 山門を入り左手に宝物館で、毛越寺に関する仏像などの
毛越寺の中心には、大泉ヶ池があり浄土庭園の景観を楽しみながら、池を周遊します。
約30分程、寺院内を散策します。 園内には茶店もあるので、休憩もできます。
この後は、平泉町内を巡回していめ「るんるん」バスに乗車して、名所を巡ります。
毛越寺の茶店で、「1日フリー乗車券」400円を購入します。
1回の乗車が140円となっていますので、3回以上乗車する方にお勧めです。
「るんるん」バスは、平日でも30分間隔で運行されています。
平泉町内は、徒歩やレンタサイクルで巡る方法もありますが、坂道も多いので、バスで
巡るのが一番楽なのでは・・・
毛越寺の山門を出て右手に進むと、毛越寺の町営駐車場内に「毛越寺」バス停があります。
駐車場内には、トイレやお土産品販売店もあります。 平日なので駐車場は空いています。
「るんるん」バスは、岩手県交通のバスです。 数名が乗車しています。
9時52分 平泉文化遺産センター 着
「毛越寺」バス停より2ツ目の「平泉文化遺産
センター」バス停で下車します。 平泉文化遺産センターは、平泉の文化遺産や考古物
資料などを、映像や展示物でわかりやすく紹介しています。
入館料が無料の施設ですが、入館者は非常に少ないので、是非立寄って見ては・・・
10時22分 平泉文化遺産センターBS 発
10時25分 中尊寺 着
「平泉文化遺産センター」バス停の次が
「中尊寺」バス停です。 中尊寺の本堂・金色堂へは月見坂の坂道を登る必要があります。
途中、平泉の風景が出来る場所や、多くのお堂を見ながら、金色堂へと向かいます。
金色堂と讃衡蔵への見学には、拝観料800円が必要です。 讃衡蔵の入口で拝観券を
購入します。
讃衡蔵は中尊寺の国宝・重要文化財などを保存されている建物です。
讃衡蔵を見学後、金色堂に入っていきます。
金色堂は説明不要と思えます。 金箔や螺鈿細工・蒔絵で装飾されたお堂は絢爛なものです。
しかし、期待が大きかったためか、思ったほどお堂は大きくは感じませんでした。
金色堂を見学後は、能舞台へ巡り下山します。
中尊寺の少し早足での見学で2時間程かかりました。 ゆっくり巡りには3時間程必要では・・・
12時25分 中尊寺BS 発
風が吹いています。
12時29分 高舘義経堂 着
「るんるん」バス停間では、一番離れている「高舘
義経堂」バス停で下車。 バス停より少し登った場所に高舘義経堂があります。
源義経の最後の地、高舘義経堂への入山料の200円。 入口で支払い階段を上ります。
義経堂の前には、資料室があり、更に階段を上ると、義経像が安置されているお堂があります。
義経堂前からは、北上川流れと広がる平野が見える、景色の良い場所となっています。
芭蕉の「夏草や~」の石碑があり、この場所から見る風景は、芭蕉の句の雰囲気が感じれ
ます。 しかし、観光客の訪問は少なく、私がいる間2名の見学者だけでした。
途中、徒歩で観光している団体も立寄らずに、中尊寺へと向かっていきました。
12時59分 高舘義経堂BS 発
「高舘義経堂」バス停からは、あまり離れてはいないので、徒歩で向かうのも可能です。
無量光院の境内跡地で、現在も発掘調査が行われていますので、発掘の様子も見ることが
できます。 無量光院跡の直ぐ横を、東北本線が通っているので、列車が通過するのも
少し小雪が舞い始めました。 跡地には休憩する場所も無いので、移動します。
徒歩5分程で到着します。
史跡公園となっています。
柳之御所資料館
資料館の入館料は無料となっています。 「平泉館」に関する資料や模型などが展示されて
います。 この資料館も来館者は少ないようで、私1人で見学しました。
13時33分 柳之御所BS 発
資料館の横に「柳之御所」バス停があります。
13時36分 平泉駅前BS 着
「るんるん」バスは、平泉観光車両となっています。
約半日程で、平泉町中心地区の主要な観光地を見学ができました。
中心地より少し離れて「達谷窟」や「けいび渓」もありますが、少し時間が
かかるので、今回は立寄れませんでした。
途中、町の小学生が観光客に「平泉の名物」の案内を配布していました。
私は参考にして、お土産品を購入しました。