今回の「オリンピック・パラリンピック開催地」について、東京での開催招致に当たっての大きな論点となってきたのは、無論「フクシマ」である。
石原慎太郎東京都知事が以前言及していたのだが、なんといってもオリンピックは「儲かる」。
安倍総理にも、「ハクがつく」という言い方をしてはちょっと良くないだろうが、
しかし、今まで東電に原発問題を丸投げしていた国が、ようやく近年重い腰を上げたのは、オリンピックに向けての外交のための道具にするためだったのか?
まあ汚染水に関しても結果を出すと言い切った以上、出すもんは出して7年後につなげてもらいたい。
日本のイニシアチブで国際的な祭典が行われることが素晴らしいということに間違いはないのだから。
そして、ここからは私の持論も挟むのだが
日本人は「鉄」である。
なんといっても日本人は熱しやすく冷めやすい。
最高の熱を長く持つが、水をかければ一瞬にして冷める。
各個人の鉄量比の差はあれど、
その本質は戦後50年変わっていまい。
この「オリンピック熱」も一瞬のものであろうし、大体は流行の便乗なのであって、そもそも国民の全てがオリンピックに関心があるという時代ではない。
Twitterのトレンドで騒がれている・・・若者はその程度の認識であるということには間違いない。
そして危惧することといえば
熱を持った鉄が7年という月日の鎚で叩かれて真っ直ぐなものとなるのか
熱が足らずに途中で曲がり、歪な形の鉄棒となるのか
外圧という火種があるから大丈夫だとは思うが
なんにせよ
自国民に詳しい説明もなしだったのに、先にIOCにこの問題は収拾に向かっているなどと
言われても信用のしようがないというお話なのである。