えらい久しぶりやな元気でおましたか?大河でっせ今日も張り切ってGO
(大) 昔、玉置宏さんの名セリフ「一週間のごぶさたでした」と云うのがありまし
たな、わしらはどないに言うたらええねん、語彙(ごい)が見つからん
(河) 六位にしときや、うぁわっはっはー
(大) これこれ服部半蔵殿なにをはしゃいでござる、舞台狭しと駆け回ってんそれ
じゃあまるで二郎さんやんか、ドラマ 夜明けの刑事って知ってまっか?
(河) 懐かしい名前や、これわかるのは昭和世代の人やな、昭和は遠くなりにけり
(大) そうやのう、わしらはともに後期高齢者や細々と少ない年金で夜も日も明け
ぬ貧乏暮らし
(河) ちょいまち、あの伝説のコメディアンの崑ちゃんが高齢者じゃあらへん幸齢
者と云っとる幸いを探そうじゃないの?今が幸せや言う
(大) おっ、手を挙げたな、そこのカールブッセ君、そうそう君や…何だね
(河) はぁーい、山のあなたの空遠く幸い住むと人のいう…山のあなっあな、あな
たもう寝ましょうよ!
(大) かーぁ懐かしい話や、歌奴もとい三代目圓歌さんの十八番やないのけぇ
(河) その圓歌さん、若いころ吃音でなやんでおったとな
(大) そう云えばあの伝説の政治家田中角栄さんも吃音症だったとか
(河) おまんは皆、伝説いうのがよ
(大) 悪かったきに半平太
(河) 竜馬よおまんはどしても脱藩するがか?
(大) 武市、吉田東洋を斬るがかそれだけはやめとけ、暗い歴史はつくらんときっ
て、いつまでやらせんのや脱線しまくりやないか、軌道修正やでー…ほいでど
こまでやったかいのう
(河) 吃音や、つまりどもりや、どっとと吃れば人を斬る、ども安やでぇ
(大) 甲州博徒の竹居の吃安かー、相変わらずの時代劇好きやのうおぬしは、ええ
か、吃音症になる方はもともと頭がええんや、つまり頭脳明晰ちゅうこっちゃ
(河) そうなん?
(大) なかで言葉が入り交じっているんや、語彙を選ぶのに頭が良すぎるから、こ
れどうでしゃろ云うてる間に言葉が乗り遅れてしまうんや、そこでつまずいて
しまうんやな、えらいこっちゃで…少年少女に告ぐどもりの真似したらあか
んでぇ本当の吃りになっちまうからのう、気いつけや
(河) はぁーい、今回のおはなしはこれでジエンドでっか?
(大) 今日は尺が少し長いねん、これからが本番やで、これ半蔵殿わしがとある名
もない田舎道を歩いていたと思いねぇ
(河) とある名もない田舎道てなんやねん
(大) 普遍的な意味でとらえてくれてもええで、それも午後三時ごろや天候不順で
肌寒い、でもな旧暦でいうと九月の六日やで
(河) えっ、まだ九月の初旬でっか
(大) そうや、そこでわしは考えた、知に働けば角が立つ情に棹させば流される、
「略」とかくにこの世は住みにくい
(河) それたしか偉い作家の草枕の冒頭部分でしゃっろ
(大) ほうー、半蔵殿は学があるのう…わしはしみじみと考えた、すすきさんがか
わいそうだってな!
(河) え、どこの鈴木さん?誰なん
(大) 濁らない、ススキや、♪おれはかわ~らの枯れえすーすきい♬
(河) おっ、森繫調や、待ってました!
(大) ススキを漢字で表すと、くさかんむりになきものの亡と云う組み合わせで芒
と書く実にさみしい字やねん、どや涙なくしては聞いておれんじゃろ
(河) ちょっとオーバーじゃねぇ、とっくりセーターぐらいにしときや
(大) じゃかましい、ええかそこは五年前までは田んぼであったんや、いまでは土
壌は石のように固まり生えているのはススキさんと背高泡立草のみ、そのセイ
タカアワダチソウも背低いねん、せいぜい五十センチ程しかあらへん、芒
の使い道はな~んだかわかるか?
(河) ススキの利用価値ねえ、なんだっかなぁー…あっ分かった、お月見団子に添
える草やろ、エッヘン!
(大) 偉そうにすなや、それくらいの価値しかあらへん、そこでわしは考えた…ス
スキはイネ科の植物やだからあの貧弱な穂にな穀物がたわわに実ればどや、え
ー、農学部や農業試験所の先生方に申し上げるぜひ一緒に品種改良に取り組
みましょう、成功すれば世界から飢餓で苦しむ人たちがいなくなる、ウォッホ
ン、ノーベル農学賞もんやでぇ
(河) そんなノーベル賞あるかいな?
(大) その日のためにわしはコマーシャルまで考えておるんや、聞かせてやるから
耳かっぽじて心してきくがよろしい、♪とろり~としたおこめ~♪(繰り返す)
(河) どっかで聞いたような気が…するんやけど?
(大) 商品名も考えたでぇ「スズキ舞」全国の鈴木さんが嬉しさのあまり舞い踊る
んや、なにしろ日本では鈴木姓が二番目に多い、だから売れるしかも五キロ
二千円やで、どや荒れ地でも寒冷地でも豊作間違いなし
(河) ええことずくめやんか
(大河) 秋の夜長いかがお過ごしでしょうか?秋は駆け足で過ぎ去りまする、春も
然り、いっしゅん(一春)で終わり、身体と心に気を付けてまいりましょう。