正味の輸出問題 | Dr. K  ピークオイル考

正味の輸出問題

世界の liquids 輸出量 ( 日量 ) は、

2003 4,360万バレル

2004 4,640万バレル

2005 4,700万バレル (  輸出ピーク ! )

2006 4,681万バレル

2007 4,599万バレル ( 1月から7月までの平均 )

( http://www.theoildrum.com/files/oilwatch_monthly_october_2007.pdf.pdf )

データは実に、輸出ピーク が過去のものであることを示している。

正味の輸出問題

オイル輸出国は、生産量が減る中、自国の経済成長に伴う国内需要の増加分があるため、その相乗効果で輸出に回されるオイルは急減していく。この間世界がたどったデータをあてはめたある予測によると、2013年、世界のオイル輸出量はゼロになると ( http://canada.theoildrum.com/node/3091#more )

その間、新たに輸入国に転落する産油国もあれば、部分的に自給していた産油国も輸入依存度をあげていくでしょう。つまりパイが急減する一方、欲しがるところは増えていくという構図だ。

外交に押しの弱い我が日本は、石油争奪戦から真っ先に脱落し、2013年といわず、それより早い時期に 輸入ゼロ のときを迎えるのかも。無産油国である日本にとって、輸入ゼロ はそのまま オイルゼロ を意味する。

そのときどうする ???

( 次回は オルドバイカーブ の軸の傾きについて )