興味深い図が掲示されていました。
オペラ歌手が一人の、または複数人の声だけで、
数十人のオーケストラに匹敵するような演奏をします。
これは単に歌声が大きいだけではありません。
なぜ、匹敵するような声を出せるのでしょうか。
そもそも、音は、周波数(ピッチ)と、振幅によって説明ができます。
(理科の実験でやりましたよね)
ここでいう周波数は、Hz(ヘルツ)で表示されるものです。
例えば、耳馴染みのある音でいえば、
時報の音。
(もう、今の時代、あまり聞かないか?)
プップップッ、プ―というあれですが・・
NHKの時報は、正時の3秒前から440ヘルツの予報音を3回、正時に880ヘルツの正報音を1回、正時の3秒後に正報終了という構成になっている。
とのことです。
図に戻ってみますと、
1000Hz以下の部分が強いレベル(dB)で表示されていますね。
それで、図をよく見てみると
「Orchestra」の線は右肩下がりになっている。
いわゆる、これは「倍音」というもんが影響しています。
たとえば、バイオリンが、チューニングする際に「440ヘルツ」でとった場合、
実はこの周波数だけではなくて、オクターブ上の音「880ヘルツ」、
オクターブと5度上の音「1320ヘルツ」、2オクターブ上の音「1760ヘルツ」などが同時に鳴り、聞こえています。
*オクターブと5度上の音は、この場合「ミ」
話し声、叫び声、歌声など、人間の声が発する倍音は特にフォルマントと呼ばれますが
このフォルマントが、オペラ歌手が、オペラ歌手でいられる特徴、
という記事です。
(導入が長かった)
声楽教師たちは、このシンガーズフォルマントを形成するために、指導を繰り返すのです。
あ、もとい、
シンガーズフォルマントは、図の赤い線で、
2000~4000Hzのところでレベル(dB)が高くなっているところを示します。
記事では、
声道内の空いたスペースを操作することで、倍音系列内の高い周波数(2500hz以上の周波数)を強調できることを発見した。このテクニックにより、歌手は声帯を痛めることなく、オーケストラよりも高いレベルで歌うことができる。
としています。
シンガーズフォルマント、見つけたいですか?
あるんですよ、見つけ方。

