https://www.instagram.com/reel/C4hqDYNpk3L/?igsh=dW1tY3FwNjl3MnU=
赤ちゃんがママの毛布をはぎ取ったところ、ママが牛のかぶり物をしており、それに驚いた赤ちゃんが号泣するという内容である。
この動画を見て、赤ちゃんが
トラウマになりそう!
と思うのは、まともな感想である。
ということで、今日はトラウマについての話
1.トラウマって何?
トラウマについての本は3冊読んだ(最後に紹介)。
そこから、トラウマの定義は↓でいいと思う。
トラウマはこころの怪我
単なる一過性の怖い思い出であることとは違うことに注意。
心に刻まれた傷であるため、本人自身も自覚していない、あるいはその時の出来事自体は忘れている可能性がある。
また、小さい子どもは脳が未発達なためトラウマの影響を受けやすく、大人から見ると「え、こんなとこで?」ということもあり得るという。
※めんどくさいから名前とか隠しません。この程度の規模のブログなら別にいいでしょ。ほとんどみてる人いないし。笑
したがって、「すぐ忘れる」「(トラウマに)なるか」というコメントがあるが、これはよくない捉え方。
確かに、忘れるだろうが、心に傷として刻まれている可能性がある。
ちなみに、こんなコメントもあった。
じゃあ、日本のナマハゲもダメってことになっちゃうね
2.トラウマの影響
トラウマの影響は以下のとおり。
フラッシュバックが起こる
感情の制御が難しくなる
鬱症状、気力がなくなる
対人関係の構築が難しくなる
集中力や落ち着きがなくなる
依存症になる
トラウマになるような出来事はあまりにも衝撃的で、情報量でいえば物凄い膨大である。
そのため、精神を守るために脳が処理するのをやめてしまう。
そして、その記憶は未処理のまま脳に保存される。
そのため、なんらかのきっかけでフラッシュバッグを起こしたり、自分の身を守ろうとして攻撃的になったり、そもそも危険に合わないように外や人を避けたり、不安を和らげるため依存的になったりする。
3.日常生活への支障
先述の症状で日常生活に支障がでるレベルのトラウマは、大規模な災害や事故、性被害などが挙げられる。
https://www.sankei.com/article/20160206-2RLC246SUFL7XIWWHZBOYDNISU/
PTSDは元々ベトナム戦争の帰還兵に起こった症状から認知されたトラウマの一種。
また、日常的に虐待(身体、心理、ネグレクト、性的)を受けている子どもも同様である。
慢性的にトラウマに晒されているためその影響は大きい。
にも関わらず、トラウマが原因であることは見過ごされやすい。
例えば、学校ですぐに癇癪を起こす子がいたとしても発達障害などで片づけられてしまうケースが多い。
4.おわりに〜誰しもが受けるトラウマ
日常生活に支障が出るケースは稀かもしれないが、ほとんどの人間が何らかのトラウマを抱えているという。
それは、自分では中々自覚できない。
もう一度言うが、トラウマとは心の怪我のことであり、記憶しているかしていないかはとは関係ない。
そして、知らず知らずのうちにその影響を受けている。
特に、脳が未発達な子どもは些細なことでトラウマを受けやすい。
ナマハゲの話もそうだが、一升餅などもおそらく何らかの影響があると思っている。
やることは仕方ないとは思うが、トラウマの影響を知っているだけでも子どもに対する関わり方は多少なりともいい方向に変わってくるはずである。
子どもと接する際は、頭の片隅に入れておくだけでもいいのではないだろうか。
おしまい。