僕らは何でもない振りが得意なの。
痛いって伝えても、
痛くないよって答える。
きついって叫んでも、
大丈夫だよって答える。
がんばったよって思っても、
まだがんばれるよって言う。
自分のことは自分が一番わかるのに、
それを共感してくれる人が少ないの。
まるで何もなかったかのように扱われて、
いつの間にかはいさようなら。
そんなたくさんの否定する言葉たち。
あなたはどこで覚えたの?
液晶画面に並ぶ便利な言葉に慣れて、
自分の言葉で話すことも少なくなったね。
難しい話はいらないよ。
僕らが求めているのは、
まるごと認め合うこと。
ただそれだけなんだ。
痛いって言うと、
痛いねって言ってくれる人。
きついって言うと、
きついねって手を握ってくれる人。
がんばったよってときには、
がんばったねって喜んでくれる人。
ごめんねって伝えると、
ごめんねって抱き合しめてくれる人。
ただいま。
おかえり。
いってきます。
いってらっしゃい。
おはよう。
おやすみ。
おめでとう。
ありがとう。
大好きだよ。
とってもシンプルでなんだか魔法みたいだね。
今日もお疲れさま。
いっぱいがんばったね。
また明日ね。
おやすみなさい。