エニアプロファイルは知らないけれど「エニアグラム」は聞いたことがある、もしくは会社の人事テストか何かでタイプ診断のアンケートを受けたことがあるにではないでしょうか?

 

実はエニアプロファイルはエニアグラムのタイプ分けを利用しています。

エニアグラムは自分自身のタイプを知ることで自分の人生を豊かにしていくことが目的なのに対して、エニアプロファイルは「勝手に」相手のタイプを判断して、コミュニケーションを豊かにしていくスキルになります。

 

エニアプロファイルの説明をするためにはエニアグラムについて語らなければなりません。

エニアグラムは占い的な長い歴史にスタンフォード大学をはじめとする近年の人間分析学が加わり、大手企業を中心に人事や組織作りに利用されるようになっています。

 

エニアグラムの図は〇に9つの点をプロットして、

3と9と6を結んだ正三角形を書いた後、

1428571の順番で線を結んだものです。

 

この142857は1を7で割ったときに出てくる小数点以下の数字からきており、割り切れないので、永遠に142857を繰り返すことからきています。

 

古代よりこの図形のことを指してENNEAGRAM(ENNEA=9、GRAM=図)といわれてきました。

図形としての起源は古く、紀元前2500年ころのバビロンで既に存在していたとか紀元前500年頃の古代ギリシャの遺跡から発掘されたとか言われています。

 

その後イスラム社会に浸透し、研究されてきました。

20世紀に入ってゲオルギー・イワノビッチ・グルジェフという方が西欧社会に紹介したのが近代エニアグラムの始まりです。

この図がキリスト教圏に入ってきて、7つの大罪等の宗教学と組み合わされて、性格診断として注目をされるようになってきました。

 

1970年 カルフォルニア州 エサレン研究所での体系化を経て、スタンフォード大学で理論家されたものです。

1987年スタンフォード大学のドン・リソさんが「性格タイプとしてのエニアグラム」を発表しました。

エニアグラムを日本できちんと説明している本はエニアグラム協会が出しているこの本になります。