控えめで端正が身上のトラディショナル・パンツ
同じ直線形であっても、フルカット・トラウザーズ
ほど太くなく 又、かのアイビー・パンツ
(パイプステムズ) よりは全体にゆったりとした、
前プリーツなしの長ズボン、これを称して
「トラディショナル・パンツ」と言います。
この前プリーツなしのプレーン・フロントである事
がアイビー型を含めたトラディショナル・パンツの
ひとつの大きな特長になっています。

ではアイビー型、ないしはトラディショナル・パンツ
にはなぜプリーツがはいっていないのでしょうか。
プリーツとは言うまでもなく、日本で俗にいう
「前タック」のことですが、パンツのウエスト前部に
ほどこされる「腰壁」を指しています。
この「腰壁」がパンツに採用されるようになったのは、
今世紀になってからのことで、それ以前は、すべて
前タックのない、プレーン・フロントのものでした。
前タックがないということは、アイビー及トラッドが、
いかに古典趣味に根差すデザインであるかという
ことです。
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