連休に合わせて、東京出張を入れて、帰省しています。
今日の朝、妻からメールが来てあり、熱があるから、『一階の母の住んでいた部屋で寝てた下さい』と言われたので、今、一人で母が昨年まで住んでいた部屋に居ます。
ちょうど昨年のGWは、施設に入って、居なくなった母の部屋を片付けていたっけな、、、などと、思い出しながら、母の持ち物だった残りを見ていた。
母が一緒に住んでいた頃は、この部屋で寝た事なんて一度もなかった…。
ここにいると、二階の物音がよく聞こえる…。
娘達の歩く音…トイレの水を流す音…。
ここで、約20年…
母は暮らしてたんだなぁ…。
きっと私達夫婦の喧嘩する声なんて、丸聞こえだったろう (笑)
どんな気持ちで聞いていたんだろうか。
物音がする。
家族の気配がする。
それだけで、何故か少し心が休まる。
単身赴任先のアパートは、自由だけど、こんな気持ちにはならない。
昨年、片付けた写真を見つけたので、久しぶりに、ゆっくり見た。
娘達の小さかった頃の写真が沢山あった。
私の妻が、母に渡したものだ。
母の為に。
親戚中が、集まって何かのお祝いをしている写真に、私と、私の娘達と、妻が、混ざって写っている写真を見つけた。
15年以上前の出来事で、私も、妻もまだ若い。
この時…気がつかなかったっけど、
私や母のリラックスした表情とは、全く違う、不安そうで、寂しそうな表情で、妻は写真に写ってる…。
もっと、気を使ってあげるべきだった…。
完全分離の二世帯とは言え、私の母と一緒に住んで、15年以上、母の為に色々としてくれていた。
大変だったろう。
今も、この部屋の窓を毎朝開けて、
夕方、閉めてくれている。
この部屋に入れば、、
私の母を思い出さない訳は無い…。
それでも毎日、手入れしてくれている。
今も、妻は、この部屋から音が聞こえる気がすると、言ってる。
6日まで、ここにいます。